(1)1カ月の収支を知る
自分の家計の1カ月の収支を知ることから始めましょう。
まずは「何に」「いくら」使っているかを把握することが大切です。
1円単位で家計簿を付ける必要はありませんが、毎日手帳に、使ったお金をメモしておくだけでもOKです。
1カ月続けてみると、自分の家計の傾向が見えてきます。収支がプラスだった人は、プラス分はしっかり貯蓄に回しましょう。マイナスだった人は、家計の見直しが必要です。
(2)固定費を見直す
家計を見直すには、数十円の節約をするより、固定費を見直すことで翌月から自動的に大きな節約ができるようになります。
家賃は固定費の中でも一番大きい支出です。給与の2割~3割で抑えたいですね。
また、光熱費は、電力・ガスの自由化により、自分に合ったプランを選ぶことができるようになりました。さまざまなキャンペーンでお得になる場合もあるので、一度シミュレーションをしてみるといいでしょう。
(3)自分の行動パターンを見直す
先ほどもお伝えしましたが、貯金ができない人には共通のパターンがあります。
自分がどんな行動パターンかを把握してみて、見直せるところは見直してみてくださいね。
(4)「収入-貯蓄=支出」の仕組みを作る
家計の収支を見直すことで、毎月お金が手元に残るようになることでしょう。
でも、「毎月やり繰りをして、残った分は貯金」という方法では、なかなか貯金を続けていくことができません。
貯金を続けるコツはズバリ、「収入-貯金=支出」の仕組みを作ることです。これを「先取り貯蓄」といいます。
会社に財形貯蓄や企業型確定拠出年金制度があれば、給与から天引きされ、自動的に貯まっていくので便利。各銀行が取り扱っている自動積立定期預金を利用するという方法もあります。
一般的な目安としては、収入の2割程度は貯金に回せるといいでしょう。
「自分では貯金ができそうもない!」という人は、そうした仕組みや制度も活用してみると良いかもしれません。
貯金は「安心」を生む
いかがでしたか?
貯金をしようとやみくもに節約をしても、ストレスになりますし、なかなか貯まりません。でも、コツさえつかめば簡単に続けることができます。
自分に合った貯金をして、「安心」を手に入れましょう。