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「あれ、疲れてる」と思った時の心の処方箋

ライフスタイル

理由も無く悲しくなったり、けだるさを感じたりする時はないですか? それは心が疲れた証拠かも。そんな時の対処法を、心理カウンセラーの高見綾さんに教えてもらいます。心が疲れたサインを見逃さないようにしましょう。

心が疲れてしまう理由

心が疲れてしまう理由としては、身体的な要因と心理的な要因の2つがあります。

身体的な要因

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心と体はつながっていますので、仕事などで多忙を極めていて体が疲れてくると、心も不調になりやすいです。

体が元気で活発に動ける時は、ポジティブに物事を捉えられますが、朝起きた時に体がだるかったりすると、なかなか前向きにはなれず、心の疲れを感じてしまうものです。

心理的な要因

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心理的な要因としては、自分の思い通りにならないことが多くてストレスを感じていたり、我慢をし過ぎたりしていると、心は疲れてしまいます。

例えば、好きじゃない仕事をやっていて将来に不安を感じていたり、人間関係がうまくいかなくて自分に自信が持てなかったり、婚活を頑張っているけれど結果が出なかったり。すぐに解決するのが難しいような悩みがある時は、心が疲れやすくなるのです。

とはいえ、全てが自分の思い通りに行くのは難しいもの。トラブルがあっても、その都度気持ちを整理して折り合いをつけていくことができていれば、心の疲れは軽いもので済みます。

しかし、大したことないと思って我慢を続けたり、一人で抱え込んでしまったりすると、行き場をなくした感情が蓄積されてもやもやし、心にゆとりが無くなってしまいます。

心が疲れやすい人の共通点

そんな「心の疲れ」を感じやすい人には次のような共通点があります。

(1)自分を責めやすい

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例えば、不機嫌な人がいると、すぐに「私が悪いのかな?」と思う癖がある人は、自分に原因が無いようなことでも、自分のせいだと思ってしまうところがあります。

「人間関係がうまくいかない私がダメ」というように、自分を責める癖がある人は心が疲れやすいです。

(2)自分に厳しい

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自分に厳しい人は、頑張ることが当たり前だと思っているので、無自覚なことが多いのですが「ちゃんとしなくちゃ」と自分にプレッシャーをかけ過ぎています。

意欲が高い分だけ、できなかった時に悩みが深くなります。

(3)人との繋がりが薄い

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友人・恋人・家族など、親密な関係の人が少ない傾向があります。そういった人は、悩んでも一人で抱え込んでしまい、気付けば職場での軽い会話だけで、それ以外はまともに人としゃべっていない、なんてこともよくあります。

(4)周りを優先して自分を後回しにしがち

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相手の気持ちを考えることは大切なことなのですが、周りを優先し過ぎて、自分を数に入れていない傾向があります。自分の気持ちを後回しにし過ぎると、自分の欲求に対して鈍感になってしまうことが多いです。

(5)本音を話せていない

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友人や恋人はいても、相手を不快な気分にさせたくないという気持ちが強くて、本音を話せていない人もいます。自分が思っていることと言動が一致していないと、心には大きな負担がかかり疲れてしまうのです。

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