(3)沈黙が苦手
自分のことばかりしゃべってしまう人の中には、沈黙が苦手な人もいます。
そもそも、ポンポンと話題を思いつくような人ばかりではないので、沈黙も時には必要なのですが、自分語りをする人は空白を埋めようと思って自分の話が止まらなくなってしまいます。それゆえ、話し終わるのを待っている人がいることに気付きません。
(4)仲良くなりたくて空回り
コミュニケーションが苦手な人にありがちですが、仲良くなりたくて一生懸命自分の話をしてしまうのです。
相手がいまいち盛り上がっていないことに気付いたとしても、黙るとか相手に質問するとかいった軌道修正ができません。相手の興味関心を取り戻そうとして、さらにしゃべり続けて空回りしてしまうパターンも。
自分語りが多い人への対処法
自分語りが多い人は、どうしても「面倒くさいな」と感じてしまうもの。ただ、露骨にそんな態度を示すわけにもいきません。
そこで、最後に自分語りを上手に受け流す方法と、自分語りを止める方法をご紹介します。
受け流す方法
(1)相手の話をオウム返しにする
おしゃべりが延々と続くと、何て返事をしたらいいのか悩みますよね。そんな時は、相手の話をそのままオウム返しにするのがおすすめ。
例えば、「それでさぁ、彼が晩御飯ごちそうしてくれたんだよね」と言ったら、「へえ~、彼がごちそうしてくれたんだね」と返します。
オウム返しすることで、相手は自分の話を受け止めてもらえたと感じますし、空回りしてしゃべってしまう人は気持ちが落ち着ついてくることもあります。
(2)適度な相づちを打つ
「えっ、それでどうなったんですか?」と質問をしたり、「すごいですね」「さすがです」といった褒め言葉を使ったりすると、相手は承認欲求が満たされ気持ち良くなっていきます。
すると、自分語りがヒートアップすることになるので注意しましょう。
「へえ~」「そうなんですね」程度の適度な相づちを打ちましょう。
(3)客観的に話を聞く
私たちは自分事に置き換えながら人の話を聞くことが多いですよね。しかし、自分語りをしている人の話を真に受けたり、のめり込み過ぎたりすると、自分の感情が揺れて疲れてしまいます。
自分語りをする人は隙あらば話を聞いてもらいたいだけなので、自分事に置き換えずに「そういうこともあるんだな」程度に軽く受け止めておくのが良いかもしれません。
自分語りをさせない方法
(1)脱線し始めたら軌道修正する
自分語りが止まらない人は、あれもこれもと話しているうちに自分でも何が言いたいのか分からなくなっています。
そこで、脱線してきたなと思ったら、「〇〇ということですよね」とそれまでの話を簡潔にまとめます。もしくは、「〇〇はどうなったんですか?」と質問して、自分が聞きたい方向へ誘導するのもおすすめの方法です。
事前に軌道修正をしてしまうことで、着地点が見えてくるので聞くストレスも軽減されますよ。特に仕事では、おしゃべりをずっと聞いているだけでは業務が進まないので、相手任せにするよりも、こちらがコントロールをしてしまう方がいいですね。