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上司や目上の人に「頑張ってください」と言わない方がいい理由

ライフスタイル

上司や目上の人に「頑張ってください」という言葉を使うのはちょっと違う気がする。そう感じている人も多いのではないでしょうか。では、目上の人を応援したい時、どんな言葉を使うと良いのか? 今回は、ライティングコーチの前田めぐるさんに、「頑張ってください」の言い換え表現を教えてもらいました。

さて、この「頑張ってください」を上司や取引先の人に使えるかどうか? まず分解してみましょう。

「頑張ってください」→「頑張って」+「ください」

「頑張って」はラ行五段活用の動詞「頑張る」の連用形である「頑張り」の促音便形に、接続助詞「て」が付いたもの。

「ください」は「くださる(=お与えになる)」の命令形「くだされ」の口語形です。

この構文には次のような意味があります。

動詞の連用形(または漢語)+ください → 「懇願」を示す

つまり、「頑張ってください」は、相手に対して「どこまでも忍耐し、努力してください」と強く願う気持ちを表現するものです。

部長が社長から「期待しています。頑張ってください」と言われたらうれしいでしょうが、部下から同様に言われたら、カチンとくる人もいそうですね。

仮に語尾を丁寧に「頑張ってくださいませ」としたところで、意味合いが大きく変わるものではありません。

また、一段高い敬意を加えようとして「書いてください → お書きください」のように、尊敬語の型である「お+動詞+ください」に当てはめるようとすると、「お頑張りください」と奇異な言葉になってしまい、成立しません。

忍耐や努力など相手の内面や意思に関するこの種の言葉は、直接的な敬語には変換しづらいのです。

「頑張ってください」の正しい敬語表現は?

とはいえ、応援したい気持ちは貴重です。

努力を強要したくて「頑張ってください」と言いたいわけでなく、応援することで良い結果が生まれるよう願ってのこと。

相手にとっても、声援を送られること自体悪い気はしませんね。

ポイントは、「努力や忍耐を貫きなさい」ということよりも、「あなたならきっとうまくいく」「良い結果を望んでいますよ」という信頼や希望を伝えることでしょう。

いくつかの場面における言い換えの例を挙げます。

(1)行ってらっしゃいませ。どうぞお気を付けて

例えば、チーフが大口の取引先へ出張する場合。

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