3.睡眠
自律神経の乱れは、だるさや疲れにつながります。質の良い睡眠をとり、疲れを溜めないことが夏バテ予防で1番重要です。
・就寝の3時間前には食事を済ませる。
・寝る直前ではなく、少し前に40度くらいのぬるま湯に入浴する。
・寝る前は携帯やパソコンを触らない。
・暑苦しく眠れないときは、頭部を氷枕で冷やす。
心身共にリラックスしてから寝ると、良質な睡眠をとることができます。
4.漢方薬で夏の不調を身体の内側から改善
「薬は副作用が心配」「そもそも肩こりにならない身体になりたい」
そんな方には漢方薬がおすすめです。一般的に西洋薬(多くは有効成分が単一で、切れ味が鋭く感染症の菌を殺したり、熱や痛みをとる、血圧を下げるなど一つの症状や病気に対して強い効果がある薬)よりも副作用が少ないとされておりますし、対症療法ではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すものですので、同じ症状を繰り返したくない方におすすめです。
また、「健康的な食事やセルフケアを毎日続けるのは苦手」という方も、医薬品として効果が認められた漢方薬なら、症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。
<夏の不調に悩む方へおすすめ漢方>
身体がだるく、食欲不振の方:清暑益気湯(せいしょえっきとう)
⇒気を補い胃腸の消化吸収の働きを改善します。
だるさや食欲不振に加え、貧血や冷えを伴う方:人参養栄湯(にんじんようえいとう)
⇒気と血を補い巡らせ、全身に栄養を与えます。
身体がむくみ下痢気味、頭痛を伴う方:五苓散(ごれいさん)
⇒水の巡りを改善し、余分な水を外へ出します。水分を摂っているのに調子が悪い方におすすめです。
ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないことや、副作用が出ることもあります。購入時にはできる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。
自分に合った漢方薬が知りたい。コスパ良く漢方を飲んでみたい。という方には、スマホで専門家に相談できる「あんしん漢方」などのサービスを使用することもおすすめです。AI(人工知能)と漢方のプロフェッショナルが症状に合った漢方を見つけ出し、効く漢方を自宅に届けてくれます。
夏の暑さやクーラーに負けない身体を作ろう!
今回は、夏のプチ不調である「夏バテ」や「室内外の温度差による冷え」についてご紹介いたしました。以下に予防や改善方法をまとめます。
・良質のタンパク質、ビタミンB、クエン酸、ミネラルの多い食材を取り入れましょう。
・水をこまめに飲み、身体の内側から温める食材を摂って冷えを改善しましょう。
・適度な運動と良質な睡眠を心がけましょう。
・漢方薬で夏のプチ不調を改善しましょう。
これから暑い夏が続きますが、特に8月の終わり頃から残暑が厳しくなると言われています。今のうちに夏のプチ不調対策をしっかりして、元気に毎日お過ごしください!