正しい日本語が使えていますか?
日本人として小さいころから目上の人に話すときは、敬語を自然と使ってきています。就職後に敬語研修が開かれたり、敬語辞典で改めて勉強し直したりする人も多いでしょう。それだけ言葉は重要なのです。
品格は言葉から溢れるもの
言葉一つでトラブルを未然に防ぐことができたり、コミュニケーションを円滑に進めることができます。特に女性は言葉遣いはとても見られています。教養と品格はまさに言葉から溢れるもの。
尊敬語と丁寧語、謙譲語の違いは?
敬語には、尊敬語、丁寧語そして謙譲語の3種類があります。既に知っていることも、真逆に覚えていたこともあるはず!全ての正しい使い方をマスターすれば、面接も大事な人との会話も大成功です!
●尊敬語ー相手を敬って使う言葉。相手の動作や状態を高めて表現する。「お~になる」「ご~になる」「れる」「られる」「なさる」などをつける。
●謙譲語ー自分をへりくだって言う時に使う言葉。間接的に相手を敬う。
●丁寧語ー表現をていねいにして使う言葉。 語尾に「ございます」「です」「ます」をつける。
今日から役立つ身近な敬語
食べる
食べるの尊敬語は「召し上がる、お食べになる、食べられる」、謙譲語は「いただく」、丁寧語は「食べます」です。普段から使っているようですが、場面での使用を徹底するとこれだけでも言葉遣いが美しくみえます。
見る
見るの尊敬語は「ご覧になる、見られる」、謙譲語は「拝見する」、丁寧語は「見ます」です。「見る」の敬語は社会でも頻繁に使います。尊敬語と謙譲語を逆に覚えていることのないようにしましょう。
行く
行くの尊敬語は「いらっしゃる、おいでになる」、謙譲語は「伺(うかが)う、参る」、丁寧語は「行きます」です。「伺う」は使い慣れていないと丁寧語のみ使っている場合も多いのでは?
印象をやわらげるクッション言葉
敬語に少し慣れてきたら、是非クッション言葉もマスターしましょう。何かお願いする時や、断る時、異論を唱える時などに印象を和らげてくれます。直接的な表現を避けて、言いにくい事も相手に伝わります。
お手数ですが
例えば、書面の作成や署名を依頼したい時に「お手数ですが、ご記入をお願いいたします。」と付けると、相手も快く引き受けやすくなりますよ。