(3)「ありがとう」を言う
自責している時、関心は自分自身にあります。「ありがとう」を言おうとすると、相手や相手の行為に関心が向き、人の優しさや善意が感じられるようになります。関心を持つものが変わると、感じる世界が変わるでしょう。
(4)自分のいいところを人に聞く
自責にはまっていると、自分の悪いところばかりが気になります。友達や家族や同僚などに「私のいいところは何だと思う?」と聞いてみましょう。
他者から評価してもらえるいいところが自分にあると確認できると、自責の感情が減らせるでしょう。
(5)「今、ここ」に焦点を当てる
後悔している時は過去に焦点が当たっています。
例えば、目の前においしい食事があって、話を聞いてくれる友達がいても、過去を思い嫌な気持ちが続いているのです。今、ここに焦点を当ててみましょう。目の前にある幸せに気がつきやすくなるでしょう。
(6)良かったことを考える
「もし良かったことがあるとしたら、それは何?」と考える癖をつけましょう。
ラッキーなことを見つけるのがうまくなると、ネガティブに傾いた考え方を中和しやすくなるでしょう。
(7)毎日3つ自分を褒める
自責の念が強い人は、自分に厳しいのです。自分に優しくなって、自分を大切に扱うために、毎日自分を褒めることを習慣にしましょう。褒めるのは小さなことでOKです。
自分を責めるよりも大切なことがある
すぐに「自分が悪い」と考える癖があると、自分が自分を追い詰めて苦しくなってしまいます。自分を責めてもいいことはありません。
自責の念に駆られるタイプの人は、「責任を持とう」「他人のせいにはしない」「より良い自分でいたい」と頑張っている人です。
自責とは逆に、自分にあるいいところを評価していきましょう。自分を肯定していくと、自責から自分を解放しやすくなります。
さらに、周囲にある優しさやラッキーなことを感じて、「今、ここ」でできることに取り組んでいると、だんだん自分のことが好きになっていくでしょう。
(大塚統子)
※画像はイメージです
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。ネガティブな感情の癒しから、「ココロを整える」「自信を取り戻す」「幸せな恋愛関係を築く」「才能を見つける」サポートを得意とする自己嫌悪セラピスト。東京・仙台で開催の『体験する心理学講座(心理学ワークショップ)』講師。
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