
虹梁の装飾(1階レセプション)。再建前の「浄教寺」で使用されていた装飾を陶器のレリーフと組み合わせ壁画アートに。木製彫刻の制作時期は文政13年(1829年)

木鼻(1階ロビー)。再建前の浄教寺において、本堂の柱を貫通する虹梁に装飾されていた。社寺建築の美しさを演出するだけではなく、時代を表す文化的資料として大変貴重なもの。制作時期は文政13年(1829年)
ロビーで流れるオリジナルBGMは、お寺のイメージでサンプリングされた音源。なんと、仏具の「おりん」や、寺の庭を掃く音などを集めているのだとか。高い天井からBGMが上から降ってきて、瞑想しているような感覚にとらわれました。

獅子付き留蓋瓦(1階レセプションおよび2階エレベーターホール) 。本堂の南北両端に使用されていた留蓋瓦。口を開けた「阿(あ)」の雌獅子と、閉じた「吽(うん)」の雄獅子を設置
デザインコンセプトである「余白を大切にした、詰め込まない世界」が館内全体に見事に体現されていて、お見事。
襖・手水鉢・灯籠でお寺をイメージした客室

「モデレートクイーン」。よく見ると襖の格子がランダムで遊びココロがありますね。現在は1泊1室7,020円〜(素泊まり)とかなりお得に滞在できるチャンスだそう
今回宿泊したのはモデレートクイーンタイプの部屋。襖(ふすま)や、浄教寺の象徴である灯籠をモチーフにした照明、墨で描かれた絵などがあり、お寺ならではのそこはかとない品と静寂に包まれていました!

ドアからベッドへの導線上に置かれたアウトべーシンスタイルの洗面台は、お寺の手水鉢から着想したユニークな形状。大浴場が2階にあるため客室内はシャワーブースのみです。

浄教寺の象徴である灯籠をモチーフにしたライト(写真)やルームナンバーのサインも発見!

モデレートクイーンには、畳の和タイプも
このほかには「ツインルーム」と、女子旅需要が高い「トリプルルーム」があります。