ホロホロに柔らかく煮込まれた豚の角煮は、ごはんもお酒も進むひと品。圧力鍋を使えば、時間をかけなくても絶品の角煮が作れますよ。今回は圧力鍋を使った基本的な角煮のレシピと、やわらかく仕上げるコツをご紹介します。
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柔らかくてホロホロの角煮を作ってみよう
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豚のかたまり肉を柔らかく煮込んだ「豚の角煮」は、ごはんにもお酒にも合う人気の料理。濃いめの味付けと豚の脂身の甘みがよく合いますね。
かたまり肉が柔らかくなるまでコトコト煮込むのは大変ですが、圧力鍋を使うと短い煮込み時間でもお肉がトロトロになります。
今回は、圧力鍋を使った豚の角煮レシピをご紹介。柔らかく煮込むコツもお教えします。
豚のかたまり肉が安く手に入ったら、圧力鍋で絶品の角煮を仕込んでみませんか?
圧力鍋で作る豚の角煮
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圧力鍋を使って作る、柔らかな「豚の角煮」をご紹介します。柔らかく仕上げるには、じっくりと下茹ですることが大切。また味がよくしみるよう、調味料を入れて煮る際には少し手をかけてあげましょう。
圧力鍋はメーカーによって煮込み時間に少し差があるので、まずはレシピ通りの時間で試してみて、調整しながらご自宅の圧力鍋に合った煮込み時間を見つけてくださいね。
▶材料(2〜3人分)
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・豚バラブロック肉……400g
・下茹で用の水……400ml
・下茹で用の酒……大さじ1
・砂糖……大さじ1
・酒……大さじ1
・醤油……大さじ2
・みりん……大さじ1
・水……200ml
豚肉の部位はバラ肉がおすすめ。脂身の甘みが楽しめます。肉売り場で、自分好みの赤身と脂身の割合の肉を探してみてください。
ゆで卵を用意して、豚肉と一緒に煮込んでもおいしいですよ。
▶作り方
1.圧力鍋に下茹で用の水と酒を入れ、豚バラ肉を入れて蓋をし、強火にかけます。
沸騰してピンが揺れはじめたら弱火で15分加熱します。
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2.豚肉を皿に取り出し、茹で汁を他の器にあけてキッチンペーパーで鍋の内側を拭いたら、全ての調味料と水を入れて豚肉を戻し、中火で10分煮込んでできあがりです。
途中で肉をひっくり返したり、煮汁をスプーンで豚肉にかけると、肉全体によく味がしみ込みますよ。
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▶作るときのコツ
下茹での際に、肉がきちんとかぶる程度の水を使うことと、調味料を入れる前にキッチンペーパーで鍋についた脂を拭くことです。
肉のくさみが気になる方は下茹での酒を倍量に増やすか、くさみ消しの生姜やネギの青い部分を一緒に圧力鍋に入れて茹でましょう。
なお、下茹でで出た茹で汁には、豚肉のうまみが溶け出しています。野菜を入れてスープや豚汁にしたり、ラーメンを茹でる時に使うとおいしく仕上がりますので、捨てないで活用してくださいね。
お肉がかたい…!? とろとろにするコツ
圧力鍋で豚の角煮を作る際に、柔らかい仕上がりを期待したのに固くなってしまう……ということがあります。原因は何でしょうか。
豚肉が固くなってしまう原因は、最初から肉と塩分を触れ合わせてしまうこと。下茹でをせずにいきなり醤油で煮込んでしまうと、固くなる原因になります。
まずは水と酒で下茹でして、肉をしっかり柔らかくしてから、調味料を使って味をしみ込ませていきましょう。
絶品角煮でごはんが進む♪
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圧力鍋で作る豚の角煮のレシピと、柔らかく仕上げるコツをご紹介しました。圧力鍋はなんだか怖い、と感じてしまう初心者の方もいるかと思いますが、説明書の通りに取り扱えば、危険なことはありません。
バラ肉の脂が気になる方もいるかもしれません。煮込む前にあらかじめ脂身を包丁でカットして調節することもできますので、あてはまる方はお試しを。
甘辛い味付けの角煮をごはんに乗せて丼にすれば、いくらでもごはんが食べられてしまいそう。肉をがっつり食べたい時は、絶品角煮をおうちで作ってみてくださいね。