鉄・真鍮・銅メッキ
ダイソーで購入したイヤリング。裏面の記載を見ると「材質:鉄・真鍮・銅メッキ」とあります。
片方だけオキシ漬けしてみました。
▲左:何もしていない/右:オキシ漬けしたもの
特に変化はないようです。
いろいろな金属製品で試してみましたが、特に素材の変化は見られませんでした。
金属製品をオキシ漬けした「失敗例」も
アルミ製の換気扇がまだら模様に
photo by 藤野こと
こちらはヨムーノライター藤野ことさんのおうちの換気扇です。
変色しているのが分かりますか?
オキシ漬けをする前はシルバーだったそう。
換気扇と言ったら”オキシ漬け”でしょ!と思っていて、試してみたところこのような結果に。
シンクのコーティングが剥がれた
photo by 藤野こと
先ほどの換気扇のオキシ漬けは、キッチンのシンクでやったそうです。
photo by 藤野こと
その結果、シンクのコーティングが剥がれてしまい、ステンレスの輝きを失ったとのこと。
金属製のシロッコファンがまだら状に変色
オキシクリーンの"中の人"自ら、自宅の換気扇で試した例がこちら。
スライドしていただくと……、アルカリ焼けを起こし、まだら状になっているのがわかります。
アルミ鍋がアルカリ焼け
もう一つ、オキシクリーン"中の人"の実験をご紹介。
アルミ鍋をオキシ漬けしてアルカリ焼けを起こしています。
オキシクリーンの"中の人"に聞いてみた
ステンレスやアルミなどの金属製品でも、オキシ漬けして「変化があるもの」「変化がないもの」があるのは一体どうして?
オキシクリーンの"中の人"である株式会社グラフィコの田邊さんに聞いてみました。
ーオキシクリーンに「金属はNG」とありますが、ステンレス製品にオキシ漬けしても特に変化がなかったのはどうしてですか?
田邊さん: 一般的にステンレスは錆や変色に強いとされてますね。
語源として、「stainless steel…stain=汚れ、さび less=ない steel=鉄」なので。
田邊さん: ステンレスは、鍛練の精度やコーティング加工などによって、種類・型番が相当数あります。大丈夫 or ダメというのが一概に言えないため、「金属は変色の可能性があるのでご注意」としてます。
ーステンレスと一口に言っても種類や型番が違うので、影響の度合いがわからないのですね。
ちなみにステンレスよりもアルミ製品の方が、オキシ漬けすると反応を起こしやすいのでしょうか?
田邊さん: そうなんです。一般的にはアルミ製品のほうが腐食に弱く変色しやすいです。
アルミ製品に酸性の液体が付着しても変色を起こす場合があります。例えばクエン酸とか酸性の性質を持つ洗剤ですね。
ーそうなんですね!もしかしたら何事も起こらない可能性はあるけれど、安全にいくなら「金属製品にオキシクリーンはNG」と思っておいた方が良さそうですね。