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まさかの日本産…!「アンデスメロン」の名前の由来が想像の斜め上すぎ!

レシピ

初夏から夏にかけて旬を迎えるメロン。そのなかでも大衆的な品種で知られるアンデスメロンの衝撃事実をご存じですか?由来と産地があまりにも意外……!今回は、手軽に食べられるアンデスメロンのイメージが覆るお話です。

ちあき

ちょっと笑える?アンデスメロンの由来

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夏に近づくにつれお店でも見かけ始めるメロン。皆さん一度はあの甘〜い果肉につかの間の幸福を感じたことはあるのではないでしょうか。

高級果物として認識されがちなメロンですが、その中で低価格にも関わらず安定した甘みを持ち、大衆メロンとして知られている品種があるのです。それが今回ご紹介するアンデスメロン!細かい網目模様の外観が特徴で、味もマスクメロンに似ていると言われています。

しかし、いまいちメロンの違いは分からないという声も多く、もっとメロンを身近に感じてもらえるよう、今回はアンデスメロンに注目していきたいと思います。

名前の由来について

アンデスメロンの名前の由来について聞いたことがありますか?メロンの中でも、作りやすく、病気に強く、たくさん収穫でき、さらには手ごろな値段で購入可能。さらには、安心して作れる、安心して買えるということで「アンシンデス・メロン」となり、略して「アンデスメロン」になったのだそうです!

このダジャレのような由来を聞くと、高級果物のイメージから一気に親しみやすい印象になりますね!

アンデスメロンは日本生まれ!

続いては、アンデスメロンの原産地についてご紹介します。

アンデスメロンの「アンデス」と聞いて、あの南米のアンデス山脈を想像される方も多いのではないでしょうか。アンデス地方原産のメロン?と思ってしまいますよね。

しかし、じつはアンデス山脈とは全く関係なく、れっきとした日本生まれのメロンなんです!意外すぎる!名前の由来に続いて、こちらも衝撃的ですよね。

ちなみにアンデスメロンの発祥は、1913年創業の「坂田農園」(のちの、株式会社サカタのタネ)が1977年に開発した緑肉ネット系のメロンの品種なんです。また、他の品種より多く収穫でき、数量に安定性があるゆえ、値段も安く設定されているというわけなのです。

アンデスメロンってどんなメロン?

メロンにもいくつか種類がありますが、アンデスメロンは一体どのようなメロンなのでしょうか。

アンデスメロンは、果皮が濃い緑色で細かい網目(ネット)が入っている、ネット系メロンのひとつです。このネット系メロンの仲間には、アールスメロンやよく耳にするマスクメロンも含まれています。

その中でも、アンデスメロンは果肉も緑で、甘みが強く風味がいいと言われています。また、他の品種と比べると多少小ぶりですが、果肉は締まっており、味はマスクメロンにも似ています。

ちなみに豆知識として、ネット系メロンの網目模様が出来る謎についてお教えします。

メロンは、成長過程に秘密があります。メロンは表面の皮部分よりも、果実の内部の方が微妙に成長が早いため、表皮が耐えられずひび割れが出来てしまうのだそうです。その裂け目から分泌液が染み出し、それが固まってコルク質の層になり、美しい網目状の模様になるというわけです。

夕張メロンはアンデスメロンの仲間?

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赤い果肉を特徴とする夕張メロン、一度は目にしたことありますよね。実はアンデスメロンと同じネット系メロンの仲間なんです。

そのネット系メロンの中でも、アンデスメロンなどの薄い緑色の果肉のメロンの「青肉種」と夕張メロンのような赤い色が特徴の「赤肉種」、そして白色の「白肉種」と果肉の色でも3つの種類に分けられています。

ちなみにネット系メロンとは反対にノーネット系メロンもあり、メロンの種類にもこれだけの種類があるのです。

マスクメロンとの違いを教えて!

マスクメロンはどんなメロン?

先ほどもご紹介した通り、アンデスメロンとはネット系メロンの仲間であるマスクメロン。皆さんが高級メロンとして認識する代表格とも言えます。

もともとマスクメロンの「マスク」は品種名ではなく、麝香(じゃこう)の香りがする「ムスク」からきています。また、イギリス品種である「アールスフェボリット」など香りのよいアールス系メロンを総称して「マスクメロン」といい、静岡県でさらに独自改良した高品質なものを「クラウンメロン」として出荷されています。

またマスクメロンは他のメロンとは異なり、ビニールハウスなどに比べて太陽光線の浸透率が高いガラスで囲まれた温室で隔離栽培されているため、太陽の光をたくさん吸収でき、甘く芳醇な果肉に仕上がるそうです。

これだけの手間ひまを掛けられていることを知ると、高級メロンと呼ばれる理由に納得出来ますよね。

おいしいアンデスメロンの選び方!

ここまでは、アンデスメロンをはじめメロンのアレコレについてご紹介しましたが、ここではアンデスメロンの正しい選び方をお教えいたします。

まずは、見かけについて。メロンを見てみて、丸みがきれいで網目が均一に入り、網1本1本の盛り上がりが高いものを選びましょう。網目が細かい方が、香りや甘味が強い傾向にあります。また果皮の色は、色付きにムラが無く均一なものを選ぶとよいでしょう。

続いて、手に持ってみて、軽いものよりもずっしりと重みのあるほうが、肉厚で味も優れていると言われています。さらにメロンのお尻を押したときに、少し弾力があるか確認してください。

ちなみに、メロンは追熟させて食べます。もし固く香りが弱いメロンを買ってしまったときは、すぐには食べず冷暗所に置いて待ちましょう。この際、冷蔵庫に入れてしまう方も多いようですが、それはNG。低温下では追熟せず傷みを早めてしまいます。
そして先ほどのお尻部分を押して、少し弾力が出てくれば食べ頃のサインです。

このポイントさえおさえておけば、美味しく甘〜いアンデスメロンに巡りあえますので、是非参考にしてみて下さいね。

アンデスメロンを食べてみよう!

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メロンの選び方、野菜を選ぶようにお店でも簡単に試せるものばかりでしたよね。また、最近ではネットでの購入もオススメ。食べた方のコメントを参考にすることもでき、安心して選ぶことが出来ますよ。予め予約もしておけるので、収穫・販売時期を逃さず食べられのも嬉しいサービスです。

ご家族用だけでなく、贈り物にも一度販売サイトを覗いてみてはいかがでしょうか?

メロンの食べ頃をチェック!

つるの状態を見る

食べ頃のメロンは、ツルがほとんどがしおれているものの、根元の部分が若干黄緑色のまま残っているのが特徴です。
熟れすぎているメロンのつるは、完全に枯れていて、メロンの表皮もくすんでしまっています。

やわらかさを確認する

これはメロンを選ぶ際のチェック項目にもありましたが、メロンのおしりのあたりを押してみてください。爪の色が変わるくらいの力加減で、少し指が入る程度になったら食べごろのサインです。店頭に置いてあるメロンは、つるが切られてしまっている場合もあるので、その際はこのように触って確認するとよいですね。

叩いて音を確認する

熟しているメロンとそうでないものでは、叩いた時の音が違います。熟したメロンは「ボンボンボン」というこもったような音、未熟メロンは「カンカンカン」という固めの音がするそうです。今回のアンデスメロンは、熟して果肉がやわらかくなると音が低くなり、まだ未熟で固い状態のものは高い音がします。

ちなみにメロンを叩いたり手に取ったりする場合、必ずお店の人に確認してから行うようにして下さい。あくまで売り物であり、また購入前の商品ですので、お店の方への確認も美味しいメロンを選ぶための必要な項目のひとつだと思って、マナーは守るようにしましょう。

アンデスメロンは手軽に試せるフルーツ!

アンデスメロンは他のメロンと比べても価格が安い上に、味は高級なマスクメロンと似ているなんて、これはさっそく試さない手は無いと思います!

身近な果物の一つとして、是非アンデスメロンをチョイスして下さい。アンデスメロンの名前の由来を披露して、盛り上げるのも良いかもしれませんね!

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