さまざまな食のプロに、お気に入りの調理器具を聞く連載企画。今回は、夫婦料理研究家の五十嵐夫妻愛用の品をご紹介します。機能性とデザイン性を両立させたアイテムを選らんでいるというおふたり。失敗しない調理器具選びのコツとは？
macaroni編集部
7.【大根おろし器】OXO「大根おろし器 グレーター」
この大根おろし器は、すりおろしているときの安定感が最高。シリコン製の受け皿がついているので、すりおろしているときも手が滑ることがなく、安心してすりおろせます。縦向きにすりおろせば粗く、回すようにすりおろせば細かくなるので、料理に合わせてすりおろし方を変えています。すりおろした後は、穴があいている方に傾ければ軽く水気を切ることができてとても便利です。
8.【トースター】 象印 「オーブントースター こんがり倶楽部 ET-WM22」
80度〜250度まで温度設定が可能なので、料理を温め直したいときや、高温で焼きあげたい料理を作る際にとても便利。前面扉や焼き網は、取り外して洗うことができるので、いつも清潔な状態に保てます。また、底面にパンくずを集めるための受皿がついているので、トーストをした後にパンくずを取り除くのも簡単です。
9.【コーヒー道具】 デロンギ「コンパクト全自動エスプレッソマシン マグニフィカ S カプチーノ」
エスプレッソベースのカプチーノも作れるエスプレッソマシン。「豆を挽く」「コーヒーを淹れる」というスイッチを押すだけで、あっという間においしいコーヒーの完成。ボタンひとつでできる手軽さが魅力です。特に、カプチーノはお店で飲むようなふわふわな泡ができるので、お家にいながらカフェ気分を味わえます。お湯だけを出す機能もあり、紅茶やお茶を飲みたいときにも使っていますね。
10.【フライヤー】ダイレクトテレショップ「パワーマジックフライヤーXL」
揚げ物作りの面倒な点といえば油の処理。実はこちら、油を使わなくてもサクサクの揚げ物が作れるという画期的な調理器具なんです。五十嵐家では時々、厚切りの牛ステーキ肉に衣をまぶして牛カツを作るのですが、お店のようなミディアムレアの焼き上がりになります。油不使用でもサクサク食感に仕上がるので、「油は控えたいけど揚げ物は食べたい！」というときにおすすめですよ。
料理が深める互いの絆。
平日は夫婦ともに仕事で忙しく、休日はその疲れでぐったり。食卓を囲んでゆっくりと会話をする機会は、意識しないと作れないものです。だからこそ、週末の休みに夫婦一緒に作る料理は、貴重なコミュニケーションの場になります。そこに時短機能のついたキッチンアイテムが加われば、多少なりともその会話の時間を長くとれるでしょう。
一日で見れば微々たる時間。とはいえ、長年連れ添うパートナーをより深く知る時はいくらあっても足りないでしょう。
誰もがうらやむおしどり夫婦のおふたり。夫婦円満の秘訣は、その調理器具選びにあるのかも？
文・構成・写真／山川俊行（macaroni編集部）
