季節ごとに温かいもの冷たいものと飲み物を持ち歩くのに重宝する水筒。どこへ行くにもマイボトルを持参しているという方も多いでしょう。面倒に思われがちなお手入れも、ちょっとの工夫で簡単作業に!お気に入りの水筒も長く愛用できますよ。
mayka923
毎日のお手入れ方法
水筒は日常的に使うものだからこそ、衛生面に気を付けて清潔にしておきたいものです。洗浄不足や間違ったお手入れが食中毒をひきおこす原因にもなりかねません。まずは毎日の簡単お手入れをマスターしましょう。
用意するもの
毎日のお手入れに必要なものは3つです。
1. 食器用洗剤:汚れ落ちがよく、香りの強くないもの
2. 柄つきスポンジ:柔らかく水筒本体の口に入る大きさのもの
3. 食器用スポンジ:普段お使いのもの
水筒の洗い方
蓋、本体だけでなく蓋部分にあるパッキンもはずします。
本体に水をいれ軽くすすぎます。
柄のついたスポンジに食器用洗剤を2から3滴たらし、本体の中、底部分にあて、柄の部分をまわしながら洗います。本体の口、蓋、パッキンは洗剤をつけた食器用スポンジで洗います。
本体の中、複雑な形状の蓋の中、パッキンを丁寧にすすぎます。ぬるま湯ですすぐと、水切れがよく、乾きやすいです。本体の外側の水気は水あとが残らないようにふきとり、中の水気をしっかりと切って完全に乾かします。
底まで綺麗に!柄つきスポンジが便利♪
手の届きにくい、水筒の底や内側を洗うときに便利なのが柄つきスポンジです。柄の部分をフックにかけられるものが多く、スーパーや生活雑貨店、100円ショップなどで購入することができます。柄の長さ、スポンジの大きさや柔らかさ、材質など色々なものがあるので、お持ちの水筒にあったものを選ぶといいでしょう。
手作りしてもOK!
キッチンにあるもので簡単に作ることもできます。材料は菜箸2本と食器用スポンジと輪ゴム2本です。
1. スポンジを縦長におき、上2㎝ほどをのこし、手持ち部分をゴムで固定した菜箸で両面から挟みます。
2. 箸で挟んだスポンジの下から3分の1くらいの部分を、ゴムでしっかりと固定すれば完成です。
やってはいけない!水筒のNGな洗い方
金たわしを使用する
金たわしを使って、水筒をこすってしまうと、表面を傷つけるだけでなく、水筒内部の傷に汚れがたまり、そこから雑菌が繁殖する可能性もあります。水筒そのものの金属成分などが溶け出すおそれもあり、飲みものをいれるには危険です。
スポンジでごしごし洗う
スポンジで必要以上に強くこすることもやめましょう。スポンジの硬いほうなどは、ステンレス製であっても水筒の中に小さな傷をつけてしまいます。見えない傷からカビが生えたり、汚れが溜まる原因にもなりますのでので、やさしく洗うようにしましょう。
食洗機で洗う
食洗機にいれて洗えたら、一度に洗浄できて便利!とも思われがちです。でも食洗機は高温のお湯で洗浄するため、熱で水筒が変形し漏れやすくなってしまいます。さらに、本体ボトルの塗装がはがれるなど水筒を劣化させる恐れもあるので、大切な水筒は手洗いするのがよいでしょう。
塩素系漂白剤を使う
汚れが気になるとき、漂白剤を使いたくなりますが、塩素系漂白剤の使用はさけましょう。
強い漂白効果がありますが、ステンレスや内側のメッキがはがれ、さびの原因となったり、水筒の保温・保冷機能の低下にもつながります。
臭いや茶渋などの頑固な汚れには?
毎日洗っていても、長く使い続けているうちに臭いや茶渋が気になってくることも。そんなときは、漂白・殺菌効果のある酸素系漂白剤を使いましょう。1週間に一度は時間をかけた丁寧なお手入れをおすすめします。
本体部分の洗い方
まず、本体にぬるま湯と所定量の酸素系漂白剤をいれ、30分ほどつけ置きします。その後、ぬるま湯でしっかりとすすぎ、よく水気をきって、乾燥させます。本体の外側に貼ってあるラベル等がはがれる可能性があるので、ボトルを丸ごとつけ置きするのはやめましょう。