土用の丑の日にはおいしいうなぎを食べたいですよね。でも、市販の蒲焼は備え付けのタレが少ないのがちょっと残念なところ。そこで今回は、うなぎのタレの作り方をご紹介!手作りすると、量を気にせず安心してかけられますよ♪
前田未希
おうちで簡単!うなぎのタレの作り方
そろそろ土用の丑の日が近づいてきました。今回は、スーパーやデパートで蒲焼のうなぎを買うときに「付属のタレが少ない」というお悩みを解決!ご家庭にある調味料で作れるうなぎのタレの作り方をご紹介します。
市販のものは、うっかり開け口を勢いよく開けてしまってこぼれてしまったり、全体にタレが行き渡らなくて配分に気を使うなど結構大変。でも、手作りしてしまえば、量を気にすることなくうなぎが堪能できますよ♪ 多めに作って余ったときのリメイク方法もご紹介します。
材料(作りやすい量 完成量50cc分)
・酒……大さじ1杯
・みりん……大さじ2杯
・砂糖……大さじ2杯
・醤油……大さじ3杯
作り方
いっぺんに調味料すべてを入れず、まずはアルコールを含む調味料のみを入れてアルコールを飛ばしましょう。
沸騰するまでは強火で構いません。火の入りが早いので、焦げないように煮立ったら必ず火を弱めましょう。
濁りのない濃厚なタレにするためには、混ぜずに弱火で煮詰めることが大事です。火はごく弱火にかけて、じっくりと全体にとろみがつくまで加熱しましょう。
調味料の合わせ方
今回の配合をベースに、調味料の配合を変えることで甘口や辛口に変えることができます。
・甘口のタレにするには
砂糖とみりんの量を増やします。糖分が多くなると、焦げやすくなるのでより注意しましょう。
・辛口のタレにするには
砂糖の量を減らすか、砂糖の半量をみりんに置き換えます。
味見をして、味が濃くなりすぎてしまった場合は、酒を加えると修正がききます。また、煮詰めすぎて飴状になってしまった場合は、水を加えて再度火にかけると良いです。ただ、一度焦げてしまった場合は、焦げた匂いがとれないので作り直しましょう。
手作りうなぎタレで蒲焼きを焼くには
生のうなぎが手に入ったら、皮目から焼いて表面にタレを塗って頂きましょう。タレを塗ってからも軽く炙ると、こんがりと香ばしく仕上がります。
ふっくらやわらかく仕上げたい場合は、皮目から焼いたあとに、酒をまぶして蓋をし、蒸し焼きにしましょう。汁気が少なくなったらタレを加えて、全体に照りがでるまで煮絡めます。
タレが余ったら!リメイクアレンジ
1. 鶏肉の照り焼き
・鶏もも肉……1枚
・塩胡椒……少々
・うなぎのタレ……大さじ1〜1.5杯
・酒……大さじ1杯
・鶏もも肉にまんべんなく塩胡椒をまぶす。
・鶏もも肉を皮目を下にして、皮がパリパリになるまで中火で焼く。
・ひっくり返して、弱火で中までじっくり火を通す。
・皮目を上に戻して、酒とうなぎのタレを入れて煮絡める。
2. 焼きおにぎり
・ごはん……ごはん茶碗2〜3膳分
・塩……少々
・ごま油……小さじ1杯
・うなぎのタレ……適量
・塩むすびを作る。
・フライパンにごま油を熱し、おにぎりの全面を中火で香ばしく焼き付ける。
・刷毛を使ってうなぎのタレをまんべんなく塗る。
・タレを塗った面を香ばしく焦げ目がつくまで中火で焼く。
うなぎのタレは使い方自由自在!ぜひ作ってみて♪
使い切りできる量をご紹介しましたが、すぐに作れるので必要であれば簡単に作り足すことができますよ。始めから多めに作っても、鶏の照り焼きや焼きおにぎり、料理のコク出しなどアレンジ自由自在なので便利です。
今回は手軽なレシピをご紹介しましたが、生のうなぎが入ったら、頭や骨を焼いてから煮詰めるときに加えてみてくださいね。そうすると、うなぎの旨味エキスがたっぷり溢れてより深みのあるタレになりますよ。