今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
誰か何かをじっと待つ
今週のみずがめ座は、“未来を待つ”ということを促していくような星回り。
aikoさんの『キラキラ』は、「あたし」は「あなた」と一緒に住んでいて、「あなた」の仕事の帰りを待っているという日常の描写から始まる曲。しかし「羽が生えたことも 深爪した事も シルバーリングが黒くなった事 帰ってきたら話すね その前にこの世がなくなっちゃってたら 風にでもなってあなたを待ってる そうやって悲しい日を越えてきた」というくだりで見事に裏切られます。
ここで示されているのは、たとえ世界が滅んだとしても「あなた」を待ち続ける、という「あたし」の態度です。こんな風に「待つこと」は、未来という時制がもつ「まだ存在しない」という本質と正面から向きあっていく行為であり、あえて「あたし」と「あなた」に待ち受ける不安な将来にじっと注意を向け続けることに他なりません。
はっきり言って、多大な精神力を要する行為ですが、そうして「あたし」はいつかきっとやってくる未来に備え、自分の欲望を減却させているのだとも言えます。あなたもまた、ただ目の前のことに集中して目をふさぐのではなく、向けるべきところに目を向け続けていくべし。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
コスモスの一部として在ること
今週のうお座は、持ちつ持たれつのスケールを広げていこうとするような星回り。
「帆柱を便(たより)に渡るつばめかな」を詠んだ中川乙由は、江戸時代初期の伊勢の人。つばめは春になると、南の国から日本に渡ってもとの巣に戻ってくると言われています。この句を読めば、はるか南洋の海を行き来する船の映像が浮かんでくるはず。
つばめたちはそうした船の帆柱を道しるべにして、またそこで羽を休めては、日本に渡ってくる訳ですが、それは自然もまた時に人間の営みに寄り添いつつ、その力を借りていく時もあるのだということでもあります。
もちろん、つばめ自身は人間を利用してやろうという気などさらさらなく、行為のあいだにたまたま人間の営みがある訳ですが、それでも掲句には自然と人間との持ちつ持たれつのちょうどいいバランス感覚がまだまだ当たり前のように残っていたのでしょう。あなたもまた、自分のためばかりに動くのでなく、周囲や社会のためという方へとバランスをきっていくことがテーマとなっていきそうです。
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