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[痩せメニューの正解]「豚汁」VS「豆腐の味噌汁」太りづらいのは?不正解者が続出!?

美容

「最近なかなか痩せない」「ベルトの上からはみ出たお腹の肉をなんとかしたい」など、年を重ねるごとに感じる体質や体形の変化に悩んでいませんか? ダイエット中に気になることのひとつは、やはり食事面。「太らないためにはどちらのメニューを選ぶべき?」と日々選択の連続ではないでしょうか。 そこで、管理栄養士でスポーツ健康科学博士の新生暁子さんに「正しい食事の選び方」を学びます。 「カラダにいいのはどっち?」なのか、クイズ形式でお届けします。

ほっこり汁物対決! 「豆腐の味噌汁」VS「豚汁」太らないのはどっち?

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<豆腐の味噌汁 FOOD DATA>
味噌、豆腐、わかめなど

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<豚汁 FOOD DATA>
味噌、豚薄切り肉、豆腐、じゃがいも、にんじん、大根、ごぼう、きのこ類など

日本の食生活になくてはならない「お味噌汁」。
ホッと安心できる癒しの存在です。
今日の1杯には、どの具材を入れようかな……と思ったところで、クイズです。
「豆腐の味噌汁」と「豚汁」では、どちらが太りにくいメニューでしょうか?

正解は……

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太らないための選択の正解は、「豚汁」です!

たくさんの具材が入っているので、豆腐の味噌汁よりもカロリーが高くダイエット向きではないと思ってしまいがち。ですが、太りにくいカラダを作るためには、1杯でさまざまな栄養を摂れることを優先しましょう!

野菜たっぷりの豚汁は、食物繊維も豊富です。さまざまな具材から出る旨味で、塩分量が抑えられるのもうれしいポイント。

太らないための食事には「5」のカギが!

太らないための食事は「5」がカギ! 「5つ」の栄養素グループ、「5色」ルールを取り入れよう

カロリーの数値ばかりに気をとられがちなダイエット中ですが、食べても効率よく痩せていく代謝の高いカラダを作るためには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。
今回の対決「豆腐の味噌汁」VS「豚汁」の結果にあるように、さまざまな栄養素を摂れる食事を選択することが必要なのです。

太らないために役立つ食品グループは、大きくわけて5つ。
それぞれの栄養素がカラダの中でどのような効果を発揮するのか、ポイントを押さえておきましょう。

太らないために毎日食べたい5つのグループ

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1.「たんぱく質」
◆役割
運動で傷ついた筋肉を修復。大きくしなやかな筋肉を作り、代謝のよい脂肪を燃やしやすいカラダに。サプリや野菜だけでなく、食品からしっかりとたんぱく質と摂ることで筋肉が痩せてしまうのを防ぎます。
◆代表的な食品
肉、魚、卵、大豆食品、乳製品。

2.「カリウム」
◆役割
カラダの均衡をとってバランスのよい肉体を作ります。水分バランスを整え、むくみ解消にも。ほかの野菜と一緒に摂ると、相乗効果で便秘予防にも役立ちます。
◆代表的な食品
トマト、キュウリ、セロリなどの野菜類、果物類。

3.「糖質」
◆役割
脳やカラダを動かすエネルギー源。水分を含み、ハリのあるカラダを作ります。糖質が多い食品はダイエットの敵だと思われがちですが、リバウンド知らずで健康的に痩せたいのなら、糖質抜きは避けたほうがベターです。
◆代表的な食品
ごはん、パンなどの主食。ダイエット中は、玄米や雑穀がおすすめ。いも類。

4.「食物繊維」
◆役割
カラダの中の余分な脂質やナトリウムを腸内で絡め取って体外へ排出。デトックスやコレステロール値を下げる効果があります。ダイエット中は、蒸す、煮る、味噌汁やスープの具にするなど調理法に工夫して摂りましょう。
◆代表的な食品
きのこ類、海藻類。

5.「カプサイシン」
◆役割
発汗作用があり、カラダのエネルギー代謝を高めて体脂肪を分解。ドレッシングに混ぜて使う、味噌汁やスープに入れるなどして上手に使い、ダイエット中には積極的に料理に取り入れたい栄養素です。
◆代表的な食品
唐辛子、カレー粉、こしょう、山椒などのスパイス類。

また、栄養素以外にも注目しておくとよいのは、食品の「色」です。
さまざまな色がそろっている食卓ほど栄養バランスも優れているので、色を意識してメニューを組んでみるのもよいでしょう。

5色ルール

1:「赤」
脂肪のたまりにくいカラダ作りに効果的な色が「赤」です。
赤身肉やカツオ、ブリ、マグロなどの身の色が赤い魚は、筋肉を作るのに必要なたんぱく質や鉄分を豊富含む食品。赤身に含まれるL-カルニチンは脂肪燃焼効果があります。

2:「緑」
太りにくいカラダを作る強い味方の色が「緑」です。
ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜は、ビタミン群や食物繊維、抗酸化作用のあるファイトケミカルが含まれる食品。生、ゆでる、煮る、炒めるなどの調理法でレシピのバリエーションを増やし、積極的に摂りたい色です。

3:「白」
健康的なダイエットを支える色が「白」です。
豆腐や豆乳、納豆、おからなどの大豆食品は、たんぱく質や食物繊維が豊富に含まれています。大豆のたんぱく質に含まれるレシチンはコレステロールや中性脂肪を減少させる効果も。低カロリー・高タンパクで、ダイエット中に頼りになる存在です。

4:「黒」
ダイエットに取り入れやすく、欠かせない色が「黒」です。
海藻やきのこなど黒グループに属する食品は、食物繊維がたっぷりで低カロリー。特にきのこは、1年を通して手ごろな価格で買いやすい身近な食材です。満腹感が得られるので、料理のかさ増しにおすすめ。便秘や肌荒れなど、女性が抱えやすい悩みを解消する役割も期待できます。

5:「黄」
効率的に痩せやすい体質に導く色が「黄」です。
唐辛子やカレー粉、こしょう、山椒などのスパイスは、発汗作用が期待できる食品。カラダの代謝をアップして脂肪を燃焼し、効率よく痩せ体質に。“ちょい足し”などで賢く使うと、塩分や砂糖を減らすことにもつながります。

このように見ていくと、「豚汁」が5つのグループにも、5色ルールにもあてはまる項目が多く、理想的な汁物であることがわかりますね。唐辛子をかけると、なおよしです。
太らないカラダのための食事は、「5」がカギであると覚えておくとよいですよ!

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