今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
変わりつつあるわたしかな
今週のみずがめ座は、「するかされるか」ではなく「内か外か」を大切にしていくような星回り。
「酒煮(さかに)」とは、暑い時期になると貯蔵がきかなくなる酒に「火入れ」と称して初夏に熱を加える作業のこと。その日は「酒煮の祝い」といって、誰にでも酒が振る舞われたのだそうです。「酒を煮る家の女房ちよとほれた」(与謝蕪村)の主役は、そんな宴席に出ていった先の女将(おかみ)さんでしょう。もてなしに出てくれた彼女の立ち居振る舞いに、他人様の女房ながら「ちょと惚れた」。
この「ちよとほれた」というのはてまり唄の文句から借りてきたものらしく、おそらくこちらが先にあって、他の部分は後からついてきた句。というのも「ちょと惚れる」という行為は、自発的にしようと思ってできるものではなく、かといって強制されて同意することで可能になるものでもないからです。
つまり、それは“するかされるか”という問題ではなく、“その過程のさなかにあるか外にいるか”こそが問題で、掲句ができあがるのと前後して、作者はみずからの欲望によって突き動かされる自然ないきおいの過程にみずからがあることを悟ったのでは。あなたもまた、そんなふうにその中にあることで自分自身も変わっていく過程としての何らかの動詞に巻き込まれていくことになるかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
現実を書き換える
今週のうお座は、時間のヒダを可視化していくこと。
地図はその図の広がりの上に、われわれを取り巻く空間の特性を克明に映し出してくれます。ただ、そうして地図を眺める私たちは、空間の広がりだけでなく、無意識のうちにそこに時間の広がりも読み取っているはず。例えば、直線距離ではそう遠くないのに、電車に乗っていこうとすると、乗り継ぎして行かなければならず遠く感じる場所がある一方、そんなに近くないはずなのに、アクセスのよさも相まって気付くとよく通っている場所もあったりする。
空間を移動し、時間を切り開く人の動きが、空間地図とは別の表情を見せる「時間線」ないし「心の距離線」をつむぎ、「時間地図」を誕生させていく。そして私たちは、異様に引き寄せられ接近してしまっている“お気に入り”の領域がある一方、意外なところに遠く取り残された孤島のごとき“不可視”の領域があることに気付かされる。
あなたにとっても、そうして普段の自分の行動や取捨選択がいかに多くのものを切り捨てながら成り立っているかを自省していくことがテーマとなっていくでしょう。
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