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[8/2〜8/8の運勢]8月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

カルチャー

今週のしし座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

これでよし

今週のしし座は、誰に媚びるでもなく、時代に流されるのでもなく、自身の歩むべき道を見出していこうとするような星回り。

俳句の宗匠(マスター)となって賑やかな日本橋界隈に住んでいた松尾芭蕉は、三十七歳の時に突如として、当時は辺鄙な場所であった深川の粗末な小屋に移り住みました。そして、それまでの売れ線の俳句とは異なる独自の作風を確立し始めたのです。その頃に詠まれた「枯枝に烏のとまりたるや秋の暮」という句に添えて、歴史小説家の中山義秀は『芭蕉庵桃青』の中で次のように書いています。

「彼はその頃からして、体内になにやらうごめく力を感じていた。小我をはなれ眼前の現象を離脱して、永遠の時のうちに不断の生命をみいだそうとする、かつて自覚したことのない活力である。/その活力が「烏(カラス)のとまりたるや」という、字あまりの中十句に、余情となってうち籠められている。」

中山もまた、早咲きの同級生を横目にさまざまな困難を経て、やはり三十七、八歳頃にようやく自身の文学の道を確立。中山にとって文学の道とは、時代や状況に流されることのない、独立自尊の気風であり、芭蕉を描いた筆致にも、自然と自身のたどってきた道への思いが重ねられていたように思います。あなたも、自己卑下するのでも過大評価に陥るのでもなく、ありのままに自分自身を捉え直していくことがテーマとなっていくことでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

無常に立ち返る

今週のおとめ座は、これまで当たり前にあったモノ/コトが急に覚束なくなるような星回り。

それはまるで、「夏はあるかつてあつたといふごとく」(小津夜景)という句のよう。近年こそ温暖化や異常気象などで季節感が狂いつつあるものの、考えてみれば、有史以来数千年にわたって地球上の各地で季節が毎年かならず同じ時期に巡ってきたということは、何もかもが不確かなこの世界にあってそれ自体が奇跡のようなことであるように思います。

ただし、いま生きているどんな人であれ、そうした季節の巡りを自分の感覚に基づいて100%の確信できている人はいないでしょう。誰しもが少なからず、「かつてあつた」という理由から今年も、今も、そしてこれからもあるのだろう信じて疑わない“ふり”をしたり、お互いにそれを強化しあって生きているのだと言えます。

掲句はある意味で、そうした“ふり”への無自覚的な没入から解かれて、真顔に戻った人間の何とも言えないまなざしと共にあるのではないでしょうか。そして、それは秋でも冬でも春でもなく、いつもどこか不思議な懐かしさと共に再生される夏という季節でなければならないのです。あなたもまた、また一つ古びた「共同主観」から脱け出していこうとしているのかも知れません。

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今週のてんびん座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

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