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[9/20〜9/26の運勢]9月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

漫をひっくり返した自由

今週のさそり座は、我が身をすすいで洗い清めていくような星回り。

かつて宮沢賢治は、友人への書簡のなかで次のように自身の胸中を述べていました。

「私のかういふ惨めな失敗はただもう今日の時代の一般の巨きな病、「漫」といふものの一支流に過(あやま)って身を加へたことに原因します。僅かばかりの才能とか、器量とか、身分とか財産とかいふものが何かじぶんのからだについたものででもあるかと思ひ、じぶんの仕事を卑しみ、同輩を嘲り、いまにどこからじぶんを所謂社会の高みへ引き上げに来るものがあるやうに思ひ……」

賢治は自分が陥っていた状態をあえて「漫の病」と呼び、若い友人にそうならないよう諭してみせたのです。SNSが発達した現代社会は、賢治の時代と比べ、はるかに「漫といふもの」に身を加えやすい環境にありますし、有名になることそのものが自己目的化している人が多いように感じますが、「漫」とはどんなに気を付けていてもへばりついてくるものなのかも知れません。

あなたもまた、賢治くらいの姿勢で自身の「漫の病」を見詰め直していきたいところです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

素朴に、力強く

今週のいて座は、異端を恐れず、人としてあるべき姿勢を追求していくような星回り。

それはまるで「月に飽く夜道を寒き欠びかな」(佐久間法師)という句のよう。月のいい晩に、夜道を戻って来ている。はじめは月の清らかな光に浮かれるような心持ちもあったけれど、次第にそれにも飽きてきて、退屈さゆえか寒さゆえなのか分からないが、しきりにあくびまで出てきた、というのです。

やたらと風流がる人ほど、秋の季節の満月に関しては、否が応でもそれを面白がらなければならないといった伝統にがんじがらめになりがちなものですが、掲句のような反応をあえて句に詠んでみせたのは、それもまた月並な反応でおもしろくないよ、ということを言いたかったのかも知れません。

これは燃えるような熱情とか、鋭く突き殺すような批判精神といったものとは異なれど、かといって単なる冷淡や無関心といったものではなく、むしろ、極めて素朴でありながら、底のほうに静かで深い情を湛えたものなのではないでしょうか。あなたもまた、情緒ということの機微を自分なりに深めていきたいところです。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生きることに素直

今週のやぎ座は、起こるべくして起こった必要なことを、素直に受け入れていこうとするような星回り。

映画『独立愚連隊』は、日中戦争も終わりに近い北支戦線が舞台となった戦争映画。主人公である軍曹が、馬賊や国民党軍や八路軍(華北地方に展開していた中国共産党直系の部隊)などの色々な戦力が行き交うところを、ひとりで馬で旅をしているところから始まります。

同行した日本兵が「ひとりで旅して怖くないですか」と訊くと、「危険なことが近づくと、手のひらがムズムズしてくるんです」と笑ったあと、「そしたら一目散に逃げ出す」と言う。今いるところから一目散に逃げ出すとか、少なくとも進むルートを変えるとか。これは映画のワンシーンではあるんですが、そういうことで命が助かったということが、実際にたくさんあったのではないかと思います。

それは生き死にがかかっていたから出来たことでもある訳ですが、逆に現代人のように「エビデンスは?」なんて言ってふんぞり返るような野暮なことを言う人なんて戦場にはいなかったのでは。あなたもまた、今後の自分が進んでいく方向性について、何らかの大きな決断が促されていきやすいはず。

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