コロナ禍で私たちの働き方はどう変わった?バイラ読者100人のアンケート結果やこの時代の30代働き方のリアル、最新情報を専門家に解説してもらいながらご紹介します。
1.仕事についてバイラ読者100人に聞きました!
Q.コロナ禍において働く意識に変化はありましたか?
Q.今の仕事、働き方に満足していますか?
やりたいことを軸に働き方を見直す人が増加
コロナ禍で30代女性の働く意識が変化している、と岩山さん。読者も約7割が「変化あり」と回答。
「コロナをきっかけに、『このまま今の仕事や生活を続けていいのだろうか』と自分のキャリアや人生を一回立ち止まって考える人が増えています。転職相談を通じて働く意識の変化として感じるのが、より自分起点でやりたいことを軸に自分らしく働きたいと考える人が増えている点。働き方が多様化している今、やりたいことを仕事にするにあたって転職する以外にも、副業というかたちで始める、そこから徐々にスケールアップして最終的に起業するなど、選択肢は様々です。皆さんからの質問にお答えするかたちで最近の傾向をお話ししますので、自分らしいキャリアを築くための参考にしてください」(岩山さん)
2.30代、転職のリアル
バイラ読者100人のうち6割以上が転職経験者。10年以内に半数の読者が転職の可能性アリと回答。
Q.転職する場合、今働いている業界以外も視野に入れていますか?
Q.10年以内に転職する可能性があると思いますか?
Q.転職の経験がありますか?
リクルートの岩山さんがアンサー!
Q.異業種への転職は増えている? その際、心がけることは?
A.増えています。業種や職種が変わっても持ち運びできるポータブルスキルのアピールを
「成功の秘訣は、企業が求めるスキルに照らし合わせて自分のキャリアを棚卸してアピールできるか。専門知識や技術を持ち合わせていなくても、仕事の仕方や人との関わり方など業種や職種を超えて通用する自分の強みを整理して伝えましょう」(岩山さん、以下同)
Q.コロナ禍において転職希望者、企業のニーズはどう変わった?
A.転職希望者は働く時間や場所の要望に変化あり。企業側の採用枠も回復しつつある
「やりたいことを軸にライフを重視する転職希望者が増え、『自宅から近い』または『郊外に住みリモート環境で』など働く場所や時間の要望が多様化。企業側に関しては、コロナ禍の初期は即戦力重視ではあったものの、採用工程のオンライン化が進んだことで手軽にスカウトや面接ができるようになった企業も多く、現在は未経験者採用の枠も戻ってきていると感じます」
Q.30代女性の転職で活況な業種や職種は?
A.業界ではITやコンサルティング、職種ではカスタマーサクセスに注目
「求人は全体的に回復傾向にあります。特に採用が活発な業界はITやインターネット、コンサルティング、職種ではエンジニアやマーケティング、管理部門など。サブスクリプションサービスが拡大している昨今、ユーザーに長く利用してもらうためのカスタマーサクセスという職種も人気。30代で転職される方が多いです」
Q.いい転職をしているなと思う人はどんな人?
A.自分らしいキャリアとは何かを考え着実にステップアップしている人
「人それぞれで転職に正解はありませんが、キラキラした理想だけを追い求めずに、自分に合っていてかつ自分ができることを積み重ねて、少しずつでも自分が憧れている方向性に着実に歩みを進めている人が、最終的にキャリアアップにつながっているように感じます」
Q.転職回数が多いとデメリットになる?
A.回数よりも、転職理由や目的が整理されていないと評価が下がる
「感覚値としてはバイラ世代の方だと1〜2回が一般的。転職回数を重ねることで、自分のなし得たいキャリアに向けてその会社でしか得られないスキルや経験が身につく可能性もあるので、『なぜ転職したのか』『転職先で何をしたいか』という点が整理できていれば、回数は問題ないと思います」
3.30代、副業のリアル
実際にしている人はまだ少数だけれど、約8割の読者が関心のあった副業。今後の動向はいかに?