貯まる人は3食きっちり食べている
食事の量や回数を減らしている人は、無意識にその穴埋めをどこかでしようとしています。その結果、栄養バランスの偏ったお菓子などでムダな間食をし、体調を崩すことになるのです。
その解決法は、3食しっかり食べることです。そうすることで、必要な栄養がきちんと取れて間食もなくなり、心も満たされます。
ですので、3食しっかり食べましょう。
だからといって、食べすぎては本末転倒です。つい食べすぎてしまうという人は、ふだんは3食にして、ときには週末だけ2食にするのはどうでしょう。胃を休める意味だけでなく、お金を貯める意味でもとてもいいことだと思います。
なぜなら、こんなことをいっている人がいるからです。
「食を慎む人が、財をなす」
これは江戸時代に活躍した、観相家(かんそうか)・水野南北の言葉です。顔のつくりがよくないのに、なぜか財運がある人がいました。それに疑問を感じた南北が調べた結果、そういう人たちは「食を慎んでいた」のです。
腹八分目にして食べすぎないことで、お金が舞い込む。これは、あながち迷信ではないかもしれません。
【お金の増やし方1】週に1回、通帳を眺める
通帳を眺めるだけで、脳が気持ちよくなる
お金が貯まる習慣をご紹介します。
それは、「貯まる口座の残高を眺めるだけ」というものです。
なぜ、こんなことでさらに貯まるのか。
それは、増えていく一方の通帳残高を眺めるだけで、脳が快感を覚えるからなんです。脳は気持ちいいことが大好きです。
ですので、さらに気持ちや気分がよくなることを要求してきます。
それまでお金が貯まらなかった人が突然貯まるようになると、ちょっとうれしくなってくるでしょう。すると、脳はもっと残高の数字を増やすようにと指令を出してきます。
そうなると、だんだんムダづかいをしない脳になっていくのです。
実際、それは毎日の消費行動に反映されていきます。
毎日なにげなくしていたムダづかいが、自然と減っていきます。会社帰りに立ち寄るコンビニで、つい買ってしまっていたスイーツやジュース。時間があるときにふらっと立ち寄っていたコーヒーショップでの一杯など。通帳を眺める習慣によって、その一杯がガマンできれば、貯金はさらに増えていくという意識が働きます。
その結果、こうしたムダづかいが解消されていくのです。
「眺めるだけ貯金」でスピードアップ
これって、どこかで聞いたことのある方法だと思いませんか。この間見ていたあるテレビ番組で、簡単にダイエットできる方法が紹介されていました。
そのやり方は、ただ体重計に乗って、体重計に表示される数字を眺めるだけというものでした。
そんな簡単なことでやせられるなんて信じられませんが、それを毎日やるだけで、10kg以上やせた人がたくさんいるというのです。
そうです、この方法はそのダイエット法と同じで、「眺めるだけ貯金」なのです。こんなに楽に貯まる方法はほかにはないでしょう。
しかし、最近では、通帳を使っていない人がたくさんいます。どこにあるかさえわからない人も多いでしょう。また、紙の通帳の発行はあおぞら銀行で廃止されたほか、みずほ銀行は1100円の発行手数料が必要になり、三井住友銀行は年額550円が引き落とされるようになります。
眺めるだけでお金が貯まるといっても、通帳をつくるのにそんなムダな出費はしたくないとも思いますよね。
そんなあなたにオススメは、スマホの銀行アプリ。
多くの銀行が専用アプリを持っているので、スマホにインストールしておけば、いつでもどこでも口座明細を眺められます。
ボクサーは減量時に1日6回も体重計に乗ると聞きます。
そこまでやる必要はありませんが、これを月に1回、できれば週に1回はやってみましょう。増えていく貯金額を眺めれば眺めるほど、それだけでどんどん貯まる脳になっていくのです。
【お金の増やし方2】1カ月の手取り収入を全額現金に変えてみる
現金20万円の束は、どれくらいの厚さか?
手取り収入が銀行口座に振り込まれるようになったことで、私たちが失った感覚があります。それは、毎月の稼ぎを現金でまるまる手にする機会です。
たとえば、毎月20万円振り込まれているとして、20万円の束はどれくらいの厚さか、実感している人は少ないと思います。
給料は自分が汗して働いた結果、得られた報酬です。今の時代、手取り収入が口座に振り込まれることで、そのありがたみが感じられにくくなっているのです。
そこで、一度だけでもいいので、手取り収入を全額現金でおろすことをオススメします。そんな金額を手にすること自体、あまりないと思います。
それによって、お金のありがたみが実感できて、ムダづかいが確実に減るのです。
「そんなことで!」と思われるかもしれません。でも、そんなことが、お金を貯める際の手助けをしてくれるのです。