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ロマンあふれる。川越で見つける醤油と日本酒の“発酵”旅

こちらも人気商品の「酒粕クリームチーズ」。クリームチーズを先ほどの酒粕に漬けて、じっくりとお酒の風味を染み込ませています。

五十嵐さんは「これをつまみに、日本酒を呑むのが最高」なんだそうですよ!

「酒粕」と「酒粕クリームチーズ」は「川越市産業観光館 蔵里」や川越市内の酒屋などで購入できます。

Photo by muccinpurin
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実は、兵庫、京都、新潟、に次ぐ全国第4位の日本酒生産量を誇る埼玉。ちょっと意外な気もしますが、「平成の名水百選」に4か所も選ばれるほど、水が豊かな県なんです。

「この地で鏡山酒造を復活できたのは、松本醤油さんが昔から使っていた質のいい水があったから。そのおかげで、また鏡山の日本酒を作ることができました。」と語る五十嵐さんの胸には「KAGAMIYAMA Episode2 Since2007」の文字が。

同じ酵母を使って作られるまったく違った「醤油」と「日本酒」にこんな物語があったとは……。川越の地域と人が作った日本酒なんだな、としみじみ感じました。

■店舗名:小江戸鏡山酒造株式会社
■最寄駅:JR「川越駅」から徒歩約20分
■電話番号:049-224-7780
■公式HP:http://www.kagamiyama.jp/

http://www.kagamiyama.jp/

※通常は酒蔵見学は行っていません。

鏡山酒造の日本酒は「蔵里」で味わえます!

Photo by muccinpurin
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鏡山酒造で酒づくりを見学したら、日本酒を味わいたくなりますよね。

もともと鏡山酒造があった場所にできた「川越市産業観光館 蔵里」には、鏡山酒造のブースがあり、カウンターで実際に味わうことができます。

Photo by muccinpurin
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こちらのスパークリング日本酒「南天群星」はサーバーから直接注いでくれる、このカウンターだけでしか飲めないひと品。

はかなく消えるシュワシュワの泡が、口のなかで弾けます。とろりと濃厚な飲み心地とお米の甘みを感じられる、初心者でも挑戦しやすい日本酒です。

Photo by muccinpurin
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■店舗名:川越市産業観光館 蔵里
■最寄駅:JR「川越駅」より徒歩約20分
■電話番号:049-228-0855
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:無休
■公式HP:https://www.machikawa.co.jp/saketype/post-613

https://www.machikawa.co.jp/saketype/post-613
川越市産業観光館 蔵里 日本、〒350-0043 埼玉県川越市新富町1丁目10−1

ロマンあふれるぬくもりの街、川越

Photo by muccinpurin
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帰り際に見つけた、茶色く色づいた杉玉。秋に新酒ができた際に、新しい緑の杉で作ったものを酒屋にぶら下げるのがならわしだそうです。それが松本醤油の店先にぶら下がっていた理由がわかった気がします。

「醤油」と「日本酒」というまったく異なるふたつのもの。材料や製造過程はもちろん、ものづくりに関わっているみなさんの想いが込められているからこそ、地元で愛されているのだと感じました。

新酒ができて、青々と茂った緑の杉玉に付け変わるころです。ぜひ、ロマンと温かさがあふれる川越の街を訪れてみてくださいね。

(文・写真:横田睦美、編集:伊集理予)

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