こんにちは、スーパーの青果部で働くヨムーノライターのテツです。
節約したいのに、スーパーに行くとついたくさん買ってしまって、困っている方はいませんか?
それもそのはず。スーパーでは「購買心理学」をベースに、来店した人に、より多く買ってもらうことを目的とした陳列など、様々な工夫がされています。
そこで今回はスーパー店員のわたしが、スーパーの戦略(笑)にハマらない「賢く買い物をする方法」を紹介していきます。
節約に効く買い物術①一人で買い物に行く
スーパーに買い物に行くときは、できるだけ1人で行くようにしましょう。理由は、家族で行くとそれぞれが欲しいものを手に取ってかごに入れてしまうから。
もしねだられて「もう、しょうがないな...」と買ってしまったらプラス1,000〜2,000円は出費が増えてしまいます。
理由:スーパーは、ムダ買いが増える「目線陳列」をしているから
スーパーでは客層にあった高さや場所に各商品を並べています。例えば子どもに1番売りたい単価の高い玩具菓子は、低年齢の子どもが1番見やすい高さに陳列されています。
ビールは、大人の目線に合う高さで、目立つように売り場作りがされています。さらに 6缶箱や24缶箱を一緒に置いてあわよくばまとめ買いを誘発してきます。
一人で買い物に行けば、こういった嗜好品の衝動買いを防ぐことができますよ。
節約に効く買い物術②空腹時の買い物は避ける
食料品を買いに行く時は「お腹が空いていないタイミング」がベスト。
買う側としてはもともと買う予定がなかったものを買ってしまったという意味では、それも衝動買いをしてしまっていることになりますよね。予定外の買い物は、じつは「空腹時」に起こりやすいのです。
理由:スーパーは、「空腹時を狙った試食」を仕掛けるから
スーパーの戦略として、試食販売というものがあります。私の経験上、試食をしてくれたお客様の2人に1人はその商品を買ってくれます。売上を上げるために手が空いた時は必ず試食販売をやっています。
お腹が空きがちな時間帯は、とくに試食が大盛況。試食をしているとつい食べてしまうし、大抵のものがおいしく感じます。そして、つい買ってしまう。
「試食のついで買い」を避けるためにも、空腹時は何か少し食べてから買い物に行くといいですよ。
節約に効く買い物術③買い物カートはなるべく使わない
スーパーで買い物をする時は、なるべく買い物カートを使わないようにしましょう。
買い物カートでお買い物をしているとカゴにどれだけ商品を入れても重さを感じず疲れにくいので、つい長い時間買い物をしてしまいます。たくさん買った実感も鈍くなるので、予算以上に多く買ってしまうことに。
レジに表示される金額がガンガン増え、そこでやっと『ああ...買いすぎてしまった...』と後悔するお客様が多いんです。
理由:カートの有無で「購入金額が変わる」から
じつは、スーパー側もカートを使っているお客様とそうでないお客様で数10%、購入金額が変わることが分かっています。なかには、入口に店員を立たせてカートを渡してくるお店もあるほど。
買い物カートは利便性を高めるだけでなく、売上を伸ばす効果もあるので、予算以上に買いすぎて後悔しがちな人は、買い物かごを持つといいですよ。
節約に効く買い物術④買うものを決めてメモしてから行く
無駄な買い物をしない人は、事前に買うものを決めてお店に行っています。
でも多くのお客様が何を買うか決めずに来店して、スーパーの仕掛け(笑)にまんまと引っかかってしまっているんです。
とくに冷蔵庫を事前に確認していない人ほど、狙い目です。