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お茶の福寿園がプロデュースする「茶寮 FUKUCHA」は、とびきりキュートな日本茶カフェ

お茶発祥の地、京都で230年以上も茶づくりに励む老舗茶舗「福寿園(ふくじゅえん)」が、老舗の枠を超えて、新たな日本茶の楽しみ方を伝える「茶寮 FUKUCHA(さりょう ふくちゃ)」。JR京都駅ビルに続き、2店舗目が2021年4月にオープン。さらに進化を遂げています。

お茶の「福寿園」プロデュースのカフェ「茶寮 FUKUCHA」2号店は四条通に

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河原町からオフィス街の烏丸へと続く四条通は、京都きっての繁華街。建物に高さ制限があり、屋外広告物も制限させているので、繁華街ながらゆったりとした街並み。

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アーケードの整備された四条通の歩道を河原町から烏丸へと西に向かって歩きます。交差する寺町通、御幸町通、麩屋町通を過ぎて次の富小路通の角に福寿園の京都本店があります。

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ビル全体が福寿園の建物で、地下1階から地上9階まで福寿園の運営する茶販売店、フレンチレストランや茶室、事務所などが入っています。「茶寮 FUKUCHA 四条店」は2階。店内エレベーターのほか、1階の外階段からも上がれます。

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「茶寮 FUKUCHA」は、寛政二年(1790)から続く福寿園が「日本茶のおいしさを次世代に、世界に、伝えたい」との想いをもとに立ちあげた新ブランド。2019年4月に京都駅に誕生するやいなや、かわいらしいフラワー最中やパフェなどパティシエ特製のデザートと日本茶のペアリングで話題に。

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2021年、本店ビル内にオープンした四条店は、和を基調とした上品な内装。壁には、金と銀の大きな額縁の中に、重要無形文化財保持者の中川清司氏の木画が飾られ品格が漂います。

贅沢にお茶とお菓子を楽しむ、2種類のティーペアリングセット

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「ハーバルティーペアリングセット」(左)と「トラディショナルティーペアリングセット」(右) 各1650円

さて、こちらのカフェのプレミアムなメニューは、2種類のティーペアリングセット。煎茶やほうじ茶など伝統的な日本茶と和洋菓子をあわせた「トラディショナルティーペアリングセット」と、ハイビスカスやシナモンなどのハーブをブレンドした日本茶と和洋菓子をあわせた「ハーバルティーペアリングセット」です。

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「このお茶には、こういうお菓子が合うよね」というのを、鋭敏な舌と繊細な感覚を持つパティシエが作り出し、ペアリングして提案してくれます。

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まず、トラディショナルティーとお菓子のペアリングはこちら。

左から順に「宇治抹茶×ショコラオランジュ」「煎茶×柚子クリーム最中」「和紅茶×ミルティーユショコラ」「ほうじ茶×クルミとイチジクのタルト」。お茶と合わせたひと口サイズのお菓子は、ホテルなどで研鑽を積んだパティシエが自分の世界観をぎゅっと詰め込んで自由に表現したもの。

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茶作りからおこなっている福寿園のカフェだからこそ、茶葉はいつも新鮮なものを使います。お湯を注いだときの色やうまみの出方が、茶葉の鮮度によってまるで違うのだとか。そんな個性豊かなお茶からインスピレーションを受けて、お菓子が作られています。

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目でも楽しんでほしいと、お菓子を置くガラスの器もパティシエが企画したオーダーメイド。

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半生っぽいイチジクの食感と凝縮された甘み、ナッツの香ばしさがひろがる「クルミといちじくのタルト」や、風味が繊細に重なりあう「ミルティーユチョコレート」など、ひとつひとつがまるでデザートを食べたような満足感。量が多いといろいろな種類が食べられませんが、完成された味を、少しずつ4種類味わえるのも嬉しいですね。

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「ハーバルティーペアリングセット」の組合わせはこちら。左から「ジンジャーブレンド玄米茶×クリームチーズのマカロン」「ハイビスカスブレンドほうじ茶×木苺とローズ風味のショコラ」「シナモンブレンド茎茶×リンゴのコンポート入りババロア」「ペパーミントブレンド茎茶×アーモンドクリームのフルーツタルト」。

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アーモンドクリームのフルーツタルト

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クリームチーズのマカロン

ペアリングのお菓子は、春、夏、秋、冬と1年に3回ほど変わるそう。季節が変わるごとに新しい味に合いに行きたくなりますね。

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老舗ながら伝統の日本茶の型にこだわらず、ハーブなどの素材を取り込み、発展させるところに柔軟性と未来への可能性を感じます。

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