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「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」とは?目に見えない力”がより大切な社会を生き抜くために

子育て

幼稚園や保育園、認定こども園では「幼児教育要領」や「保育所保育指針」を基に保育・教育が行われています。2018年に改定された際に共通項目として示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」について、保育士ライターが解説します。

園生活での具体例

約束事やルールを子ども同士で自ら確認し合ったり、更に楽しくなるアイデアを出し合ったり、また、上手くスムーズに遊べるにはどうしたらよいのかを子ども同士で話し合う姿が見られる。

3.協同性

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友達との関わりを通して、互いの思いや考えなどを共有し、それらの実現に向けて、工夫したり、協力したりする充実感を味わいながらやり遂げるようになる。

園生活での具体例

子ども同士で協力して一つのものを作り上げたり、成し遂げるために、意見や思いを出し合ったり受け入れあって結果だけではなく過程も自分たちで工夫することで充実感を得る。

4.道徳性・規範意識の芽生え

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してよいことや悪いことが分かり、相手の立場に立って行動するようになり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、決まりを守る必要性が分かり、決まりを作ったり守ったりするようになる。

園生活での具体例

協力して物事に取り組むことの大切さや、喜び、充実感、達成感を味わう経験をする。

5. 社会生活との関わり

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家族を大切にしようとする気持ちを持ちつつ、いろいろな人と関わりながら、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に一層の親しみを持つようになる。
遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報を伝え合ったり、活用したり、情報に基づき判断しようとしたりして、情報を取捨選択などして役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を大切に利用したりなどして、社会とのつながりの意識等が芽生えるようになる。

園生活での具体例

家族や周囲の人との関わりや、お世話になること、ご縁などを感じながら生活し、社会生活を意識する。

6.思考力の芽生え

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身近な事象に積極的に関わり、物の性質や仕組み等を感じ取ったり気付いたりする中で、思い巡らし予想したり、工夫したりなど多様な関わりを楽しむようになる。
友達などの様々な考えに触れる中で、自ら判断しようとしたり考え直したりなどして、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる。

園生活での具体例

興味関心のあることを見つけたり、自分の好きなものやことに気づき、学ぼうとしたり、新しいことにチャレンジする気持ちを育む。保育士はそのため多角的な視野で、様々なきっかけや情報、遊び、知識をあらゆる場面で子どもが選べるよう、保育の環境設定をしておく。

7 自然との関わり・生命尊重

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自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、身近な事象への関心が高まりつつ、好奇心や探究心を持って思い巡らし言葉などで表しながら、自然への愛情や畏敬の念を持つようになる。身近な動植物を命あるものとして心を動かし、親しみを持って接し、いたわり大切にする気持ちを持つようになる。

園生活での具体例

草花や動物、自然物や季節、天候など、自然環境に興味・関心を持ち、大切な気持ちをはぐくむ。自然に触れて遊ぶ中で、観察したり生育の仕方を考えるきっかけ作りをしている。

8 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

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遊びや生活の中で、数量などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりして、必要感からこれらを活用することを通して、数量・図形、文字等への関心・感覚が一層高まるようになる。

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