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気になる! どうしてる? デリケートゾーンのケア/正しいお手入れ方法
今、デリケートゾーンケアへの注目が高まっています。ケアしている人も増えてきたけれど、「この方法で合っているのかな?」と不安に思う方もいるのでは。今回は元アーティスティックスイミングの日本代表・青木愛さんとInRed女子部の宇野泰子さんと早崎佑美さんが、デリケートゾーンの疑問を医師の満行みどり先生に直撃!
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誰も教えてくれなかった! 正しいお手入れ方法とは?
粘膜まで洗うのはタブー 善玉菌のバランスが乱れる
先生
:皆さんはデリケートゾーンのケアをしていますか?
青木
:デリケートゾーン用のオイルで保湿はしていますが、ボディソープでそのまま一緒に洗っています。
宇野
:専用のケアアイテムを使ったお手入れは特にしていないですね。
早崎
:以前は専用ウォッシュを使っていましたが、面倒になって使わなくなってしまいました。
先生
:読者アンケートの結果を見ると、デリケートゾーン用のウォッシュを一度でも使ったことがある人が4割も! みなさん意識が高いですね。
青木
:ボディソープと専用ウォッシュって何が違うんでしょうか?
先生:デリケートゾーンはもともと皮膚が薄く、下着やおりもの、経血で蒸れやすい環境なので皮膚トラブルが起こりやすいんです。おまけに粘膜が近く、石けんのようなアルカリ性の強いもので洗うと刺激を感じることがあります。専用ウォッシュは洗浄力が穏やかな処方で、デリケートゾーンのpHに合わせて作られているものが多いです。
青木
:私はボディソープで洗っても特に刺激を感じませんが、専用アイテムで洗った方がいいですか?
先生
:弱酸性のボディソープであれば問題ないと思います。特に刺激を感じなければわざわざ変える必要はないですよ。「ちょっとしみるな」とか、脱毛に通っている人、乾燥を感じる人は専用のものがいいかもしれません。40歳近くになると女性ホルモンの分泌が減って乾燥しやすくなるので、その場合使ってみてもいいかもしれませんね。
早崎
:正しい洗い方や、洗う時の体勢ってあるんでしょうか?
先生:自分が洗いやすい体勢でかまいません。ただ、デリケートゾーンに直接ウォッシュをつけてそこで泡立てるのはダメ。泡立ててから指の腹でヒダの裏側を丁寧に洗い、粘膜の部分は洗わないようにしましょう。シャワーを真下から勢いよく当てることも避けてくださいね。ニオイを気にするあまり、洗いすぎによるトラブルがとても多いです。通常、膣の中はデーデルライン桿菌という善玉菌の働きで酸性が保たれ、外部から雑菌が入るのを防いでいます。粘膜を洗いすぎると善玉菌のバランスが崩れて自浄作用が低下し、細菌性膣炎を起こしやすくなるんです。ニオイもきつくなり、気になるから念入りに洗って……という悪循環に陥ります。
一同
:洗いすぎは禁物ですね!