ホルモンの乱れによって膣は乾燥しやすくなる
宇野
:最近は保湿アイテムもいろいろ出ていますよね。顔や体の保湿もしなきゃいけないのに、さらにやれる気がしません……(笑)。
早崎
:私もです。気になってはいますが、そこまで手が回らないですね。
青木
:私は一応やっています。お風呂上がりにオイルを指にとってペタペタと塗っているだけですが……。
先生
:湯船に浸かると皮脂が奪われるので、お風呂上がりに保湿を行うことはいいと思います。オイルを塗らないとデリケートゾーンが乾燥するということはありますか?
青木
:今のところ特に乾燥は感じませんが、30代後半なので予防的な意味合いで行っています。
先生:それも優秀! もともとデリケートゾーンは皮脂腺が多く集まっているため乾燥しにくいのですが、アトピー性皮膚炎の人や生理不順でホルモンバランスが乱れがちな人、ピルを長期間服用している人は抵抗力が弱るので、乾燥やヒリつきを感じやすくなるかもしれません。そういった人は保湿ケアで乾燥が軽減されることもあります。デリケートゾーンの保湿アイテムは、ベタつかないものが多いので、快適に使えると思いますよ。
宇野
:それなら使ってみたいです!
先生
:トイレの時の拭き方もかなり重要です。排泄時の姿勢や拭き方で、ニオイや汚れ具合が変わってくるんです。まず、洋式トイレでも足はしっかりと開くこと。これで、尿がデリケートゾーンに広がるのをある程度防げます。そして、拭く時は動かさないこと。トイレットペーパーをふんわりとたっぷり出して、5〜10秒優しく押し当ててペーパーに吸わせるイメージです。こすって拭くと尿中のニオイ成分を塗り広げることになり、黒ずみやペーパーのカスが毛に絡まる原因にもなります。ビデを使う時も、まず尿をペーパーで拭いてから当ててください。
宇野
:知らなかったです! 女性は前から後ろに拭くことは知っていましたが、ペーパーに吸わせるのは目からウロコでした。早速やります。
先生
:目元のメイク落としでも色素沈着を気にするのに、1日のトイレの回数を考えれば、自分で自分のデリケートゾーンを黒ずませているようなものですよね(笑)。
デリケートゾーン専用のウォッシュを使っていますか?
現在使っている……17.6%
今は使っていない……25.7%
使ったことがない……56.8%
「現在使っている」「今は使っていない」を合わせると、43%の人は使用経験あり。使うのをやめてしまった人も一定数います。
保湿など専用ケア用品でお手入れをしていますか?
現在使っている……11.3%
今は使っていない……21.1%
使ったことがない……67.6%
専用ウォッシュで洗うことに比べると保湿はハードルが高いのか、約7割は未経験。1割の人はケアを習慣にしているよう。