⑦息を吐くことを意識して“深呼吸”をする
「作業に取り組まなければ」と思えば思うほど、気持ちが離れてしまう。そんなときは、気持ちだけでなく、作業からも離れて気持ちを切り替えましょう。
目をつぶり、深呼吸ならその場で実践できます。特に息を吐く時間を長くするのがポイント。息を吐くと自律神経のうち副交感神経が優位になり、心と体がリラックスします。焦る気持ちを落ち着けると、作業に集中できるようになるはず。
⑧20秒間、全力で動く!
作業から離れたら、20秒間だけ思いっきり体を動かしてみましょう。その場でダッシュしたり、もも上げをしたり、全身を自由に動かしたり。体を動かすと、やる気につながるホルモンが出てきます。頭も体もリフレッシュされるはず。
⑨コーヒーブレイクは3杯まで
コーヒーを飲んで休憩するのもありです。コーヒーに含まれるカフェインには、眠気を覚まして集中力を高める効果があります。ただし、カフェインの摂りすぎには気をつけて。1日マグカップ3杯までにしておきましょう。
作業への取り組み方
⑩作業前のルーティーンを決める
作業を始める前に、「これをやったら集中して作業をする」というルーティーンを作るのもひとつの手。たとえば…
・ストレッチ
・好きな音楽をかける
・「うまくいく!」とポジティブな言葉を発する
・お気に入りの香水を一吹き…など
ルーティーンをしてから作業をしてうまくいく、という経験を積み重ねていきます。「今日は集中できなさそう…」という日でも、「ルーティーンをしたからうまくいく」と頭と体が覚えているので、集中力が続くはずです。
⑪簡単な作業から始める
いきなり難しい作業をすると、頭が拒絶してしまうので、まずは簡単なことから始めましょう。仕事ならメールチェックや昨日の振り返り。家事なら洗濯物をたたむ、慣れている場所の掃除など。
手順がわかっている作業はスムーズに進められるので、気持ちが乗ってきます。少しずつやる気メーターが上がってきたら、難しい作業もうまくできるはずです。
⑫25分作業+5分を繰り返す
時間が経てば経つほど集中力は落ちます。集中できない状態で続けても、作業効率が下がるだけです。「短時間だけ集中+休憩」を繰り返す方が、結果的に作業は速く進みます。いわゆる「ポモドーロテクニック」です。
おすすめは、「25分集中+5分休憩」で1セット。1~4セットの間に1つのタスクが完了するような目標設定で取り組んでみましょう。
集中力を維持する普段の心がけ
⑬よく寝る
寝不足の次の日は集中できない、誰もが感じていることでしょう。また睡眠不足を続けると、体の睡眠欲がたまっていきます。毎日のパフォーマンスを上げるためには、習慣として睡眠時間をしっかりと確保することが大切です。
⑭食事は腹八分目+野菜から食べる
食事がおろそかになっていると、空腹で集中できません。かといって満腹だと、消化活動が優先されて、頭が働きません。食事は空腹にならず、満腹すぎない腹八分目がベストです。
またいきなり糖質が多いものを食べると、血糖値の乱高下が起こり、眠くなりやすいです。食事は野菜から食べて、糖質が多いごはんやパンは最後にすると、血糖値がゆるやかに上がります。食べる量や食べる順番も意識しましょう。