あなたの肌の糖化度をチェック!
食事などから摂った余分な糖が体内のタンパク質などと結びつき、体の不調や老化に直結する「糖化」。【生活習慣編】では、あなたがどれくらい糖化しやすい生活習慣を送っているかをチェックしました。今回は、肌や美容にスポットを当てた【肌編】をお届けします。あなたの肌の糖化度や、お手入れ方法をチェックしましょう。
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生活習慣編でも解説したように、糖化はいわば「身体のコゲ」。焼く前は白くてふわふわだったパンが、焼いた後にこんがりと硬くきつね色になるように、体内のあらゆる器官の劣化を進めてしまいます。
それは肌に関しても同じことが言えます。肌の糖化が進むと様々な肌トラブルが起こり、年齢よりも老けて見られる原因となってしまいます。では具体的にはどんな症状があらわれるのでしょうか?
まずはあなたの現在の肌の状態から、糖化の可能性をチェックしてみましょう!
肌の糖化度をセルフチェック!
□ 肌が黄色っぽくくすんでいて、透明感がない
□ 美白ケアや日焼け対策をしても肌が明るくならない
□ 顔全体にハリや弾力がない
□ 昔と比べ、肌のやわらかさがなくなってきた
□ 肌表面が硬くごわつく感じがする
□ 肌の乾燥が激しい
□ 化粧水のなじみが悪くなった
□ 口角が下がり、たるみが気になってきた
□ 白目が濁ってきた気がする
チェックした数が多ければ多いほど、肌の糖化が進んでいる可能性が大!
糖化により現れる症状は、一般的な老化と似たようなものも多いため見分けがつきにくいですが、特に一番上の「黄色っぽいくすみ」にチェックをつけた場合や、上記の症状が5つ以上思い当たる場合、【生活習慣編】のチェックでも5つ以上当てはまった場合は、糖化の進行を疑った方がよいかもしれません。
それでは、肌の中で何が起こっているか、詳しく見ていきましょう。
肌が糖化するとどうなるの?
肌は主にタンパク質でできています。これらが体内で余った糖と結びつき「AGEs(エー・ジー・イー:最終糖化産物)」となると、硬くなり、弾力性や柔軟性が低下してたるみやごわつきの原因になります。さらに、AGEsそのものが褐色であることから、肌にたまると黄色くにごったように見えてしまいます。肌が糖化することで、見た目の印象が老けてしまうのはもちろん、皮膚機能そのものが低下し、老化が進行しやすくなってしまうのです。
<真皮が糖化すると…>
肌の若々しさを保つコラーゲンやエラスチンが糖化することで、弾力性や柔軟性が低下してたるみの原因に。黄色くくすんで見えてしまうのも特徴です。
<角層が糖化すると…>
肌の最表面にある角層が糖化することで、キメが低下し、肌にごわつきや硬さを引き起こします。
肌の糖化が気になったら?
「私の肌、もしかしたら糖化しているかも…?」と思ったあなた。まずは今日から、食生活や運動など、生活習慣の見直しに取り組んでみてください。
▼ 詳しくは【生活習慣編】へどうぞ
では、肌のお手入れはどうしたらよいのでしょうか*? オルビス エグゼクティブビューティディレクターの島田久美子に聞いてみました。
*糖化により現れがちな肌悩みに対応するお手入れをご紹介しています。