人気モデル・野沢和香さんが実践する、心に響くアーサナで毎日をハッピーに !
ヨガジャーナル日本版編集部
「新たなスタート」のときに可能性を引き出す3ポーズ
2019 年、新たな年が始まりました! 今年の目標は、もう決まりましたか? 一年のスタートの時期は気分も新たに、新しいことに挑戦したくなります。でも、大人になり、人生経験を積むほどに、考え方や行動が自分の決まった型にはまりやすく、新しいことを始める前に「苦手なタイプだから、やめておこう」と二の足を踏みがちに。だから、年の始めはヨガ哲学の「サムスカーラ」の言葉を思い出し、新たな可能性を引き出すことを意識しています。
「サムスカーラ」とは、過去の経験からつくられるパターンという意味。無意識のうちにつくられた自分のパターンを打ち砕くことで、思い込みや先入観がなくなり、視野を広げることができます。そのために有効なのが、ツイストのポーズ。体をねじることで老廃物が流れ、新たな血液や酸素が取り込まれるように、ねじりはマインドにも効果的。古い考えを手放し、新たな気づきを得ることができます。年始の今、自分のパターンを崩し、新たな一歩を踏み出してみて!
01 WARMINGUP:ウッタンプリシュターサナ
四つん這いから左足を前に踏み出し、左手の外に足をおき、つま先はやや外向きに。右脚は後ろに伸ばし、つま先を立てる。両肘を床につき、左腕と左脚の内側で押し合いながら5呼吸キープ。反対側も行う。
POINT:脚を前後に大きく開いて股関節を柔軟にする
ウッタンプリシュターサナ/Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
02 WARMINGUP:パリヴルッタジャーヌシールシャーサナ
あぐらから右脚を真横に伸ばす。息を吐き胴体を左へねじり、右脚のほうへ倒す。息を吸い両手を右脚に伸ばし、楽な所におく。息を吐くたびに胴体を左へねじる。5呼吸したら、反対側も行う。
POINT:体側&太腿を伸ばしてねじり、メインポーズへの準備
パリヴルッタジャーヌシールシャーサナ/Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
03 MAINPOSE:ヴィシュヴァーミトラーサナ
四つん這いから右足を前に踏み出し、右手の外におく。左脚は後ろへ伸ばしてつま先を立てる。右脚の下から右腕をくぐらせ、足の外側に手をおく。左足のつま先を外側に開き、足裏を床につける。左手で右足の甲を外側からつかみ、床から持ち上げる。右脚を外旋させながら前へ伸ばし、上体を左にねじって3呼吸。反対側も。
ヴィシュヴァーミトラーサナ/Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
EASYポーズ
左脚を伸ばさず、左膝を床について3呼吸キープ。このとき、右腕と右脚で押し合うとバランスがとりやすく、姿勢が崩れにくい。反対側も同様に行う。
ヴィシュヴァーミトラーサナの軽減ポーズ/Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
番外編:ふだんの生活でもパターンを変えて
階段を下りるとき、いつも右足が先ですが、視点を変えたいときは左足から下ります。日常のパターンを変えることも新たな気づきを得るコツです。
Photo by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
教えてくれたのは...野沢和香先生
雑誌『VERY』(光文社)やCMなどで活躍するモデル。2007年にRYT200を取得後、ヨガインストラクターとしても活躍。2018年6月にRYT500を取得 !