もつ鍋を作るためにスーパーで下処理済みのもつを買ったけど、臭みが気になる……という経験がある方は多いのでは?実は、ボイル済みのもつでも再度家庭で下処理する必要があります。この記事ではもつの臭いの原因や、もつの下処理方法を解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
スーパーの「もつ」は、下処理が必要?
もつ鍋やもつ煮を作るとき、スーパーで買ったもつの下処理が必要なのかどうか悩みますよね。
もつには独特の臭みがありますので、もつ料理をおいしく作るためには生のもつでもボイル済みのものでも下処理が必要です。下処理といっても、もつを洗ったりゆでたりするだけで簡単なので、料理初心者でも簡単にできますよ。
もつの下処理が必須なワケ
もつ独特の臭みの原因は汚れや脂です。スーパーで売られているボイル済みのもつでも、下処理してから時間がたっているおそれが。こちらの写真のように、白いカス状の余分な脂がついている場合があります。この脂を下処理で取り除くと、臭みを抑えられますよ。
【基本】もつの下処理方法
1. 塩をもみこみ、水で洗う
塩(もつ100gあたり小さじ1/3~1/2程度)をもつにすりこみ、ボウルやザルに入れて流水で洗います。塩にはもつの臭みやぬめりを取ってくれるはたらきがありますよ。流水で洗うだけでも余分な脂が取れますが、気になる方はひとつひとつ手で取ることをおすすめします。
2. 下ゆでする
鍋に湯をわかし、もつを入れてゆでます。ゆで時間はボイル済みのものなら5分程度、生のものなら10分程度が目安です。ゆでこぼすためアクは取らなくてもかまいませんが、取っておくと後片付けがラクになりますよ。
3. ザルに上げて再度洗う
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ほかにもある!もつの下処理方法
牛乳に漬け込む
牛乳には臭みを吸着する作用があるため、もつの臭み取りには牛乳が役立ちます。もつを流水で洗った後、ボウルに牛乳ともつを入れて1時間程度漬け込み、再度流水で洗いましょう。湯の代わりに牛乳でもつを下ゆでするという方法もあります。
小麦粉をもみ込む
もつに小麦粉をたっぷりともみ込むのもおすすめです。もつの臭いが小麦粉に移りますよ。この作業は牛乳に漬け込むときと同様に、もつを流水で洗った後におこないましょう。小麦粉をもみ込んだ後は、再度しっかり洗ってくださいね。
下ゆでのときに香味野菜を加える
もつをゆでこぼした後にまだ臭みが気になる……という場合は、再度下ゆでする際に長ねぎの青い部分やしょうがを加えるとよいですよ。これらの香味野菜は肉の臭み消しに役立ちます。ゆでこぼした後は、長ねぎやしょうがを取り除いて使いましょう。
もつを下処理しておいしいもつ鍋を作ろう!
もつの臭みを取っておいしいもつ料理を作るには、生のもつだけでなく、スーパーで販売されているもつも下処理が必要です。もつの下処理と聞くとハードルが高い印象がありますが、実は水で洗ってゆでこぼすだけと簡単。もつ鍋やもつ煮を作るときにぜひおこなってくださいね。