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[1/2〜1/8の運勢]1月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

資本主義という幻想を見据えて

今週のかに座は、「世界に在る」ということを、空気の構築に参与していくという視点から捉え直していこうとするような星回り。

人間の活動が地球に地質学的なレベルの影響を与えていることを表す「人新世」という言葉をを受けて、哲学者のコッチャは「数百万年もの昔、動物的生命の可能性の条件を産み出し、世界を変容させたのは、他ならぬ植物だった」と前置きした上で、古代ギリシャのアナクサゴラスの「すべてがすべてのもとにある(パン・エン・パンティ)」という世界像に触れて次のように述べています。

「「植物新世」こそが、世界が混合であること、そして世界のあらゆる存在は、世界がその存在の中にあるのと同じだけの強さをもって世界の内にあるということの、最も明確な証左なのである。」(『植物の生の哲学』)

あなたもまた、自然と人間、男と女、内と外、過去と未来など、あらゆる境界線を越えた超越的な「浸り」に参加していくつもりで、新しい年を迎えてみるといいでしょう。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

鳴動する倫理

今週のしし座は、大いなる「いのち」のうねりようなものに圧倒されていくような星回り。

『狼生く無時間を生きて咆哮』(金子兜太)という句のごとし。山々に囲まれた秩父盆地に生まれた作者のなかでは、「狼」は時間を超越している存在として郷里の「土」の上に生きているのだという。

明治時代の半ば頃には絶滅したと伝えられていますが、今も生きていると信じている人も少なくありません。おそらく、みずからの産土を思うとき、そこにおのずから疾駆し咆哮する「狼」の姿が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

あなたもまた、人間界の常識や尺度を超えたところで生きている「いのち」に触れていくことができるかも知れません。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

暗闇に何かがある

今週のおとめ座は、知らず知らずのうちにできてしまっていた死角領域を、改めて発掘しようとしていくような星回り。

美学と現代アートを専門とする研究者の伊藤亜紗は、視覚障害者の空間認識についてとりあげた『目の見えない人は世界をどう見ているか』の中で、「見えない人が見える人よりも空間を大きく俯瞰的にとらえている場合がある」という一般的なイメージとは裏腹な現実に触れています。

私たちが身体をもっているがゆえに一度に複数の視点を持つことはできない以上、あくまで限界のある視覚を通してしか空間は捉えられず、空間をそれが実際にそうである通りに三次元的には捉え得ないという。

あなたもまた、まずは視覚に頼りきって世界を歪めてしまっている現状を、見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

いたずら人生

今週のてんびん座は、人生に差し込んでくる偶然性を許して受け入れていこうとするような星回り。

『それぞれにふくれ癖あり年の餅』(丸谷才一)という句のごとし。それぞれのふくらみ方をもってばらつきのある光景に、どこかホッと安心する感じを覚えていたのかもしれません。

すなわち、人間の人生もそうであるように、幾つになったらこうあるべしと命あるものの展開を必然性でもって縛るのではなく、もっと「たまたま」や「もののはずみ」の余地があったり、「ふと」や「ひょんなこと」といった偶然性に任せていいじゃないか、と。

あなたにとって、自分のそれを重なるふくれかたの餅でも見つけてみるといいでしょう。

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