いつかティファニーで朝食を/マキヒロチ
マキヒロチさんの著書『いつかティファニーで朝食を』は、アラサーの主人公とその友人たちをめぐる群像劇。
それぞれ大小さまざまな悩みを抱えながらも、おいしい朝食と共に新しい1日のスタートを切り、また前向きになっていく、そんな些細な日常が描かれています。こちらも、2015年にテレビドラマ化されました。
物語に登場するのはどこも実在するお店なので、まるでガイドブックのようにも活用できちゃうのがポイント。実際にこのマンガをきっかけに、何軒ものお店に足を運んだことがあります。
生まれた時からアルデンテ/平野紗季子
フードエッセイスト 平野紗季子さんが綴る『生まれた時からアルデンテ』は、「食」という文化をさまざまな視点で楽しめる1冊。
具体的なメニューについての愛が語られているページもあれば、レストランのシェフとの対談のようなやりとりや、個人的なぼやき、これまで平野さんが撮り溜めてきた料理の写真など、バラエティに富んだコンテンツが詰まっています。
共通しているのは、食へのあくなき探究心と高い熱量。読んでいるだけで、なんだか自分がとってもグルメな人間になったような気がしてくるんです。
特に必見なのは、一部抜粋して掲載されている「食べ歩きダイアリー」。小学生ならではの正直な感想と、逆に小学生とは思えない大人びた視点に、クスッと笑えてきちゃいますよ。
POPEYE特別編集 味な店 完全版/平野紗季子
平野さんといえば、雑誌『POPEYE』での人気連載をまとめた『味な店 完全版』も併せてチェックしたいところ。
こちらは『生まれた時からアルデンテ』よりもガイドブック的な要素が強く、平野さん視点での“味な店”が100軒以上も紹介されています。
“メニューがひとつのお店”や“塩対応の店”など、足を運べばきっと会話のたねになる飲食店ばかり。雨があがったら、この本を片手に街へ出たくなること間違いなしです。
気になる1冊は見つかった?
読んでいるだけでお腹が空いてきそうな、食にまつわる本たち。
本を片手に再現レシピを作ってみたり、次に行くお店探しに励んでみたり…。雨の日が続くこんな時期は、そんな過ごし方も素敵かもしれません。
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