しっかり寝ているはずなのに朝起きた瞬間から何となくスッキリしないという経験したことがある人は多いと思います。疲れが取れないまま、新しい一日が始まってしまうのは辛いですよね。そんな朝に行って欲しい疲労回復を高めるモーニングルーティーンをご紹介します。
朝まで持ち越してしまった疲れを解消するには?
目覚めた瞬間から身体や頭の疲労感を感じたことがある人は意外と多いと思います。重だるさを感じたまま一日をスタートしてしまう、そんな悪循環を改善できる方法をお教えします。朝の行動パターンを少し変えるだけで、すっきりとした一日を始められますよ。
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深呼吸をして睡眠中の酸素不足を補う
基本的に睡眠中は副交感神経が優位になるため、深い呼吸になるのですが、過剰なストレスなどにより睡眠中も交感神経が優位になってしまうと睡眠中の呼吸が浅くなり、体の疲れや痛み。だるさなどを取り除くのに必要な酸素を十分に取り込めなくなってしまいます。そんな時は、目覚めてからベッドの上でゆっくりと深呼吸してみましょう。
※さらに呼吸を深めるストレッチをすると効果が倍増します。(記事の最後にオススメのストレッチをご紹介しています。)
朝日を浴びる
自律神経の調整やホルモンの分泌、臓器の働きには一日の中でもリズムがあり、このリズムを体内時計と言います。もともと私たちの一日の体内時計周期は約24.2時間周期と実際の一日より少し長くなっていて、朝日を浴びることでこのズレを解消しています。特に疲労を感じている時は、このズレを解消することが疲労回復に必要なホルモン分泌のためにとても重要になってきます。
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疲労回復作用のある栄養素を摂る
私たちの細胞は修復の働きも備わっていますが、細胞が修復するには十分なエネルギーと休息が必要です。目覚めた瞬間から疲れが取れないと感じる場合は、細胞の修復が間に合わずに細胞が弱ったまま朝を迎えている可能性があります。
疲労回復にはタンパク質、ビタミンB群、ビタミンCやEを積極的に摂ることをオススメします。特にタンパク質はセロトニンやドーパミンなど「幸せホルモン」と呼ばれる神経伝達物質の材料となるため、精神的な疲れや落ち込みを改善する効果もあります。
※忙しい朝にはビタミンB群(アボガドやバナナなど)、ビタミンC&E(イチゴやモロヘイヤなど)などを加えたプロテインシェイクを飲むと、時短にもなってオススメです。
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ベッドでできるバナナストレッチ
①ベッドの中で横向きになり背中を丸めます。寝ている間に圧迫されていた背面を緩めて深呼吸を5回行いましょう。
photo by Masako Janeway
②仰向けになり右膝を両手でぐーっと抱え込みます。伸ばしている左脚を腰幅程度内側へずらします。
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③抱えていた右膝を解放し左脚の上に重ねます。両手は組んで頭の上へおきます。
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④ 頭と上半身を少し右へずらしてバナナのような形になります。この時、目線は体の右側を通って足元を見ましょう。ゆっくりと左側の肋骨を広げるイメージで深呼吸を5回ほど行いましょう。
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