無料の会員登録をすると
お気に入りができます

100万円を3年間で貯める!4つのセオリー

100万円貯めることができれば、運用に回したり、いざというときの備えに役立ちます。1年で100万円貯めるには毎月8万3400円積み立てる必要がありますが、3年間で100万円なら、積み立てるお金は2万8000円と一気にハードルが下がり、達成可能な数字になります。さあ今年こそ、100万円貯めることを目指して、貯蓄を始めてみましょう。

3年間で100万円貯めるには毎月約2万8000円が必要

マイホーム購入や子どもの進学など、今後の大きな出費に備えるには、まずは100万円単位で貯めることがひとつの目安になります。また、100万円などまとまったお金があれば、資産運用を始めることも可能です。

picture

3年間で100万円ということは、12カ月×3年=36カ月で貯めればいい
ただし、1年間で100万円貯めるようとすると、毎月約8万3400円貯蓄する必要が出てきます。もともとの収入にもよりますが、これを継続していくのは、節約だけではけっこう難しくなります。でも、3年間で100万円貯めると考えるとどうでしょうか? 3年間で100万円ということは、12カ月×3年=36カ月で貯めればいいので、100万円÷36カ月=2万7777円と、1カ月あたり約2万8000円貯蓄できれば、目標を達成できることがわかります。

さらに目標を明確にするために、1日あたりに換算してみると、100万円÷1095日=913.24円で、1日約914円以上貯められれば、3年間で達成することができるのです。これなら目標達成も可能に見えてきませんか?

目標が明確になったところで、具体的な貯め方を順序立てて考えていきましょう。

100万円貯める貯蓄の段取りをマスターしよう

「今まで貯蓄ができなかったのに貯められるの?」という人は、まずは発想を転換することが必要です。

貯蓄をするのに大切なことは、家計の無駄を徹底的に見直して、貯蓄に回せるお金を捻出すること。これは貯蓄のセオリーですが、この方法の落とし穴は「家計を節約して残ったお金を貯めよう」と考えてしまうので、人によっては目標設定が低くなりがちだということ。

今回、「3年間で100万円貯める」という目標は決まっているので、毎月2万8000円の貯蓄額は死守すべき。つまり、毎月2万8000円の貯蓄分は、最初からなかったものとして、「先取り貯金」してしまうのです。

3年間で100万円貯蓄するための具体的な段取りは、以下の通りです。

1.毎月2万8000円を「先取り貯金」に回す
2.毎月出ていく固定費を見直す
3.日々出ていく流動費を見直す
4.足りない分はボーナスで補う

1.毎月2万8000円を「先取り貯金」に回す

貯まらない一番の原因は、収入から支出を差し引いて残った分を貯蓄に回そうとするから。確実に貯めるには「先取り貯蓄」を実行しましょう。財形貯蓄(勤務先が制度を導入していれば)や銀行の自動積立定期預金なら、一度手続きを済ませれば、その後は自動的に積み立てができます。「先取り貯蓄」で引かれた分はなかったものと考えて、残ったお金で生活するようにするのが鉄則です。

2.毎月出ていく固定費を見直す

先取り貯蓄を実行したら、次は既に貯蓄に回した金額分の無駄な出費を減らしましょう。支出の見直しでまず手を付けるべきなのは「固定費」です。固定費には、家賃や住宅ローンなどの住居費、生命保険料、通信費、水道光熱費などがあります。水道光熱費など毎月支払い金額が変わるものも、契約により基本料金が発生するものは固定費と考えましょう。

固定費は一度見直しをすれば、そのあとは自動的に支出減へとつながり、節約効果がずっと続きます。家賃が収入の30%を超えているなら、引っ越しも検討しましょう。自家用車をカーシェアリングにすると、駐車場代や自動車税、車検代などの支出をカットできます。また、生命保険は毎月払いから年払いにすると、保険料が割引になります。

生活まわりでも、電力・ガスの自由化により、電力・ガス会社の見直しで料金が割安になる可能性もあります。携帯電話はプランも年々変わってきているので、使用状況に合わせて変更したり、格安SIMに乗り換えることで支出を抑えることができます。

以下は、比較的すぐにできる固定費見直しの例です。あてはまるものがあれば、さっそく実践してみましょう。

・携帯電話を格安SIMに変更
格安SIMの携帯電話は月額3000~3500円程度で利用できるものが多い。携帯電話で月額8000~1万円支払っている人は、格安SIMに変更すると月5000~6500円程度の節約。

・電気のアンペアを変更
基本料金は、20アンペア/572円、30アンペア/858円、40アンペア/1144円、50アンペア/1430円。40アンペアを30アンペアに変更すると月286円の節約(東京電力エナジーパートナー従量電灯B)。

・水道料金を節約
毎日風呂水を再利用すると月約650円の節約。朝と晩にコップに水をくんで歯を磨くと、水を流しっぱなしにしたときに比べて月約220円の節約。合計月約870円の節約(3人家族の例、東京都水道局より)。

・ケーブルテレビやCSテレビなど有料チャンネルの解約
ケーブルテレビやCSテレビの月額基本料は4000~5000円程度が一般的。利用していないなら解約すると月4000~5000円の節約。

・ネット動画配信サービスの見直し・解約
ネット動画配信サービスは月額基本料1000~1900円程度のものが多い。複数契約していたり、必要ないものなどを解約すると、月1000~1900円節約。

・年会費のかかるジムやクレジットカードを解約
あまり通っていないスポーツクラブは退会やプランの見直しをしたり、年会費のかかるクレジットカードは解約する。月5000円以上も節約可能の場合も。

3.日々出ていく流動費を見直す

次に、何気なく使ってしまいがちな「流動費」を見直します。流動費としてあげられるのは、食費や外食費、日用品代、レジャー費、交際費などです。

節約をムリなく続けるためには、お金の使い方に優先順位を付けることが大切です。生活の活力となるものを諦めると、節約が長続きしません。特に必要ではないのに何気なく使ってしまうものを、この際きっぱり見直しましょう。そして1000円でも多く積み立てに回せるお金を捻出しましょう。

すぐに実践できる流動費の見直しの例は、以下の通りです。

・ランチの外食代を半分に節約
ランチで外食するのが多い人は、2回に1回はお弁当を持参して支出を半分に減らすことを検討。ランチが1回850円なら、20日換算で月8500円の節約。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ