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子どもが「ママがいい!」とママばかりになるのはなぜ?理由や子どもとの関わり方を保育士がアドバイス

NGな声掛け例

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「泣いてもいいからやってよ。こっちは大変なんだから」
「もっと遊んであげてよ」
「なんでできないの?」
「やっぱりママじゃなくちゃだめなんだね、ほんとパパはダメだね」

などという言葉や態度はしてはいけません。このようなママの言葉や態度は、この先の子育てに関しても協力を得られず、子どもやママからもパパの心が離れてしまい、家庭も不安定になります。

また、子どもにパパの悪口を言って聞かせることもいけません。子ども・ママの両方から良い感情を抱かれないパパは、家庭の居心地が良くなく、もちろん子どもを心からかわいがったり育児や家事を自分のすべきこととして捉えなくなってしまうものなのです。

ママは大変ですが、ステキな家族関係を作るために、少しずつポジティブな言葉を添えてあげましょうね。

【パパ編】「ママがいい!」への向き合い方・対処法

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パパは子どもがかわいくて抱っこをしたり一緒にあそんだりすることをはじめ、お風呂やおむつ替え、食事のお世話や着替えなど、お世話することがたくさんあるでしょう。

ですが、そのたびに泣かれたり「ママがいい!」という子どもの姿を見ると寂しくなったり、育児はママに任せた方がいいのでは?という気持ちになりますね。

けれど、ママとパパの子どもなのですから子どもだってパパのことが大好きで、パパにもたくさん甘えたいのです。
子どもはパパが嫌いなのではなく、ママと一心同体なだけなので、どうか勘違いしないでくださいね。

ママと同じくらい子どもに信頼され大好きな存在になるには、どうしたら良いのでしょうか。

子どもとって、無防備になるおむつ替えや着替えなどは、信頼している人やお世話に慣れている人にしてほしいことで、実はバトンタッチのハードルが高いお世話です。

初めは、お散歩や、抱っこなど、楽しい遊びで関わることから始めてみましょう。
家の中であれば、少し離れた場所から名前を呼んで「いないいないばぁ」を繰り返して笑わせてあげたり、膝にのせてテレビを見るだけでも良いのです。

そこにパパの存在があって、パパの匂いがして声がする、楽しいことをしてくれる、こういったことを日常の中で繰り返していくことで、

パパはやさしい
パパの抱っこはがっちりしていて安心する
パパとあそぶと楽しい
パパが好き
パパがいい
パパと遊びたい

と、徐々に子どものパパに対する気持ちが変わってきます。

ママがいいならママにしてもらえばいいよと、思うのは当然のこと。
でもパパからも少しずつ距離を保ちながら子どもに関わりを持とうとしなければ、今後子どもとの関わり方がわからなくなったり、子どもに愛情を持てなくなったり、子育ては面倒なこと、ママに全て任せきりになってしまいますね。

そうなると、ママもパパに信頼を寄せられなくなり、そういった気持ちはママから子どもへ伝わってしまいます。幸せな家庭を築くためには、ママ・パパ双方の理解と協力、言葉が必要なのです。

***

「ママがいい!」という時期は、ママもパパも大変でお互いに違った辛さや大変さを抱きます。

パパは「ママがいい!」のは当然のことととらえながらも、少しずつ子どもを扱うコツをママに聞いたり実践してみてください。きっとママも子どもも喜び、パパにさらなる信頼を寄せることでしょう。

パパが子育てが楽しいと思えるまで、お互いに思いやる気持ちを忘れず過ごしていきましょう。

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