「窓」のある空間が気に入った、36㎡のワンルーム。ワイン箱や、DIYでつくった棚など、組み替えて使うことができるシンプルな家具でつくられた空間に、たくさんの植物と自分の好きなものを詰め込んだ、一人暮らしのお部屋を拝見しました。
いつでも組み替えて、使い続けられる家具
スタイリストとしてご活躍されている chie hosonuma さんのお住まいは、36㎡ほどのワンルーム。
リビングの「窓」に惹かれて選ばれたというお住まいです。
窓を活かすように、低い棚と低いテーブルでレイアウトされたリビング。棚はワイン箱を活用、テーブルはIKEAのラタンスツールの上に持っていた木材を組み合わせた天板を載せたもの。
賃貸ではなかなかない、無垢フローリングもお部屋の決め手のひとつ。窓からよく光がさしこむ心地よい空間に、たくさんの植物が心地良さそうに並んでいます。
ワンルームのため、ベッドルームとの仕切りはご自身でDIY。ホームセンターで購入した2×4材と有孔ボードを組み合わせた棚は、好きなものを飾るディスプレイスペースになっていました。
前のお部屋でも使っていたワイン箱や2×4材などを上手に組み替えて、今のお部屋にぴったりの家具をつくられている chie さん。大きい家具など、不要になって捨てないといけなくなるものは買わず、組み替えて使い続けられるものを選んでいるといいます。
テレビやソファなども置かれていないため、空間が抜けていて広く見える chie さんのお部屋。36㎡という間取りに合わせて持つもの、持たないものを考えていらっしゃるのだそう。
こちらはキッチン。オープンな収納棚に置くものは、シンプルな瓶などに詰め替えて並べます。食器はこちらも前のお部屋から続けて使われているという業務用のキッチンワゴンに並べられていました。
ベッドルーム側には大きなクローゼット。他に大きなシェルフやチェストなどは置かず、ここに収まる分だけを持つように心がけていらっしゃるそう。
「好きなもの」を連れ帰る
棚に並んでいるものは、chie さんの感覚で選ばれた「好きなもの」だけ。
これまで15ヶ国ほどを旅してきたという chie さん。モロッコや、与論島で買ってきた食器、キューバで買った人形など、その土地でしか出会えないアイテムもたくさん。
リビングにあるラグ、プーフは、チュニジアから「連れて帰ってきた」もの。
窓際に並んでいたのは、お気に入りというドバイの空港で出会ったというラクダの水差し、そしてオランダのブランド Des Pots のパイナップルのフラワーベース。
よく見ると、キッチンのライトもとっても個性的でした。