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仏花とは?読み方・飾り方とプリザーブドフラワーを使ったおしゃれな仏花9選

仏壇にお供えする花を仏花といいます。今回は、故人やご先祖様への感謝の気持ちをあらわす仏花選びのポイントを詳しく解説。仏花の読み方や人気の花の種類、造花やプリザーブドフラワーでもいいの?といった疑問にもお答えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

仏花とは?読み方と意味

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lafeuilleさんの「【枯れない仏花】単品 お供え花」

仏花とは、仏壇にお供えする花のことです。「ぶっか」「ぶつばな」と読みます。普段、何気なくお参りの際に花をお供えしますが、その理由をご存知ですか?香、灯明、花の3つからなる「仏の三大供養」のひとつである花は、仏様の供養に欠かせないものです。花をお供えすることで仏様から「慈悲」の心を分けていただけるといわれています。また、故人やご先祖様へ感謝する気持ち伝えるためにも花をお供えするのです。

仏花を飾るタイミング

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fleursereineフルールスレーヌさんの「【お供え花・仏花】白を基調にしたかわいい菊が特徴のガラスドーム」

自宅に仏壇がある場合は、普段から花を飾り、花が萎れる頃に取り替えることが理想的です。菊やカーネーションなど比較的日持ちする花を選ぶと、取り替える頻度を抑えることができますよ。ただし、花が枯れるたびに花を購入して取り替えるのが難しい場合には、月初や15日頃など月に2回程度の無理のないペースでの交換でも問題ありません。大切なのはお供えするときに感謝の気持ちを込めること。故人の月命日や法事、お盆、お正月といったタイミングで飾る方も多くいます。

仏花の飾り方

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華大路プチキャンローズさんの「たんぽぽ 仏花」

基本の飾り方

仏壇に花を飾る際には、「花立」と呼ばれる花瓶を使います。花立は左右で一対になる位置に置き、同じ花束を左右対称に飾ります。そのため、同じ花束をふたつ用意することが基本です。花の正面は、仏壇側でなく自分側に向けます。これは、お参りする人の心を楽しませることが仏様の喜びと考えられているためです。

花立がひとつしかないときの飾り方

最近では、従来の仏壇がコンパクトになり飾れるスペースが少ない場合もあります。もし花立がひとつしかない場合は、一束だけ飾っても構いません。仏壇に向かって左側に花立、中央に香炉、右側に火立(ロウソク)を飾ります。

仏花の色

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ミュゲさんの「パープルのメモリアルフラワー」

仏花には、お供えするタイミングによって花の色の選び方に特徴があります。また、色の種類は奇数でそろえるのもマナー。四十九日を過ぎ、年数の経過とともに花の色にこだわらずに飾る場合もありますが、一般的に選ばれる仏花の色は以下の通りです。

四十九日まで: 白を基調とした花でまとめる
一周忌、三回忌:白を中心に、淡い黄色やブルー、紫など落ち着いた色を入れる

仏花の本数

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フラワースタジオリキュさんの「【仏花】 マムとデンファレのガラスドーム入り仏花(紫)」

仏花の本数は、一般的に3本・5本・7本など奇数がよいとされています。奇数は半分に割れずバランスがいいことに由来するそう。花は二束一対で用意するのが基本です。仏壇の花立それぞれに3本×2、5本×2、7本×2など、左右で同じ本数を飾りましょう。

仏花に使われることの多い花の種類

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yuki*florist.さんの「フラワーボックス 凛 お供え」

仏花には、日持ちの長い花がよく選ばれます。代表的な花は、菊(大菊、小菊、スプレー菊、ピンポン菊など)、胡蝶蘭、カーネーション、ユリ、トルコキキョウなど。これらの花は一年を通して手に入りやすく、仏花としても古くから親しまれています。季節に応じた花を飾りたい場合は、春・秋はスターチス、夏・秋はリンドウなどもおすすめ。香りの強い花は仏花に適さないので、ユリは香りを抑えたものを選ぶのがよいでしょう。仏花に適さない花については、次章で詳しくまとめています。

仏花に適さない花

仏花としては控えたほうがよい花の種類をご紹介します。故人が好んでいた花などを除き、適さない花のポイントを押さえておくと安心です。

香りの強い花
トゲのある花
毒のある花
縁起が悪いことを連想させる花
食べ物の花
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