香りの強い花
ユリや金木犀、カサブランカなどの香りの強い花は、お線香の香りと混ざってしまうので仏花には不向きとされています。虫が寄ってきてしまうという理由で避けられる場合も。お供えする花選びの際には、香りを抑えた種類を選ぶのが無難です。
トゲのある花
バラやアザミなどのトゲのある花は「殺生」を連想させるため、仏花には適さないとされてきました。ただし、最近では故人が好きだった花としてお供えされることも増えています。その場合、茎に触れて怪我をすることもあるため、トゲを切り落としてお供えすると安心です。
毒のある花
毒のある花は、仏様に毒をお供えすることと考えられタブーとされています。スズランやスイセンなどスミレ科の植物は毒性があるため花選びの際には注意が必要です。彼岸花やチューリップなども根に毒を持つことから避けられる傾向にあります。
縁起が悪いことを連想させる花
彼岸花や椿、むくげなど、縁起が悪いことを連想させる花も避けた方が無難です。彼岸花は根に毒を持つことや「死人花」とも呼ばれ「死」を連想させるため避けられます。花が首から折れて落ちる椿も同様です。一日で萎んでしまう一日花のむくげは「無常」を連想させるため仏花には適さないとされています。
食べ物の花
穀物や野菜などの食べ物の花も仏花には不向き。アワや麦、稲、オクラなど人が口にするものを仏花としてお供えするのは縁起が悪いという考えからです。
仏花は造花やプリザーブドフラワーでもよい?
仏花は必ずしも生花である必要はありません。造花やプリザーブドフラワーをお供えしても問題ないとされています。古くは、花は飾りではなく生命の象徴とされていたため、生花であることがよいとされてきました。しかし、近年ではペットがいたり、ライフスタイルが変化したりなどさまざまな事情で生花をお供えできないことも増えています。何より大切なのはお供えするときの感謝の心。頻繁な花の取り替えが難しい場合には、造花やプリザーブドフラワーを取り入れてみるのもおすすめですよ。造花とは、ポリエステルなどの素材で花を模してつくられた飾りのこと。プリザーブドフラワーとは、特殊な保存加工を施された生花のことを指します。
プリザーブドフラワーを使ったおしゃれな仏花9選
ここからは、minneで見つけた、仏花に適したプリザーブドフラワーをピックアップしてご紹介します。
ガラスドームの仏花
限られたスペースでもひとつ置けば華やかになる、ガラスドームに入った仏花です。落ち着いた白×紫のプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーを使用。
メッセージを添えて贈り物にも
自宅用にはもちろん、お世話になった故人の方へのお供えにも。フレームケースにメッセージを印字可能。マンションなどスペースが限られたお宅にも飾りやすい作品です。