今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
米粒と瞑想
今週のみずがめ座は、世界と人間との一体化を具体的実践を通して実現していこうとするような星回り。
江戸時代に秋田藩の医師であった安藤昌益は、日本的な社会主義の祖としても知られていますが、その真髄は独自の世界観に裏打ちされた「農の思想」にありました。
小さな米粒のひとつひとつに人の原形がこめられ、それを食べることで人の命も継続する。ここには経済を回すより、いのちの継続を願い、それを世界と人間との一体化を実践していくことで実現していこうとした安藤の思想には、現代の日本人が改めて自然の中の人間の在り方を取り戻していくための大きなヒントがあるように思います。
あなたもまた、いかに社会や世界との一体感やその豊かさを感じ直すための礎を見出していけるかがテーマになっていくでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
想像を開く
今週のうお座は、生々しい幻想に憑りつかれていくような星回り。
『人既に落ちて滝鳴る紅葉かな』(飯田蛇笏)という句のごとし。おそらくは、空想をめぐらせて描いた句なのでしょうけれど、そういうことがこれまでにもあっただろうし、これからもそうした光景が繰り返されるだろうという、妙な現実味のようなものが感じられます。
ある種の人類の終末的なビジョンや、ひとりの人間の最後としても、何ら不自然ではないことからも、人の姿や声や音が自然に呑み込まれ、圧倒されて消えていくことというのは、人間の快楽原則にのっとった、究極の理想であり、切なる願いの一つなのではないでしょうか。
あなたもまた、改めて自身の究極の願いというものが、いかなる輪郭や色彩を伴っているものなのか、想像してみるといいかも知れません。
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