こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
あんこ餅やぜんざいなど、あんこを使う機会が増える今の時期。スーパーで売られてるあんこは大容量のものが多いので、使い切れずに余ってしまいがちですよね。
また、お餅や小倉トースト、バニラアイスにのせるくらいしか使い道が思いつかない!と悩んでいる方も多いはず。
今回は人気テレビ番組『沸騰ワード10(2018年8月10日放送)』で紹介されていた、タサン志麻さんの「あんことバターライスのおにぎり」を作ってみました。
子どもと一緒に楽しく作れる「あんことバターライスのおにぎり」
タサン志麻さん考案の「あんことバターライスのおにぎり」は、バターライスにあんこを包むという、ありそうでなかった斬新なレシピ。
ラップでころころと丸めるだけなので、子どもと一緒に楽しく作れますよ。
材料(1人前)
・温かいご飯…1膳
・バター…10g
・あんこ…大さじ2
作り方
温かいご飯にバターを入れて混ぜ、バターライスを作ります。バターの量が間違っているのかと不安になるくらいベタベタになりますが、タサン志麻さんと己を信じてしっかりと混ぜ合わせましょう。
ラップの上にバターライスを広げ、あんこをのせて丸めれば完成です。このとき、巾着絞りのようにするときれいな形のおにぎりになりますよ。
今回は食べやすいように小さめのおにぎりを2つ作りました。
ありそうでなかった!禁断の組み合わせ
バターでコーティングされたご飯は口の中でホロホロッと崩れ、中から甘いあんこが出てきます。バターの濃厚さと塩気があんこの素朴な甘さと相性ぴったり。甘じょっぱいおはぎを食べているような感覚です。
おはぎはもち米とうるち米とを混ぜて炊き、軽くつぶして作りますが、このレシピはいつも食べているご飯をそのまま使用。お米一粒一粒のもっちりとした食感が残っていて、食べ応えがあります。
バターとご飯は合うし、ご飯とあんこも合う。あんバタートーストが流行っているくらいだからあんことバターは相性抜群なはずなのですが、この3つを組み合わせる発想はありませんでした。
甘いものと脂という「ハイカロリー×ハイカロリー」の掛け算なんて、美味しくないはずがない!さすがはタサン志麻さん、食材の組み合わせが上手すぎます。
なにより使う材料が少なくて、作り方が簡単なのも嬉しいですよね。急におやつが食べたくなったときも、寒い中買い物に行かなくても大丈夫。
余ったあんことご飯、冷蔵庫にいつも入っているバターさえあれば、5分くらいで作れちゃいます。
こんがり焼くと飛ぶほどウマくなる!
食べているときにふと「これ、おやきみたいにしても良さそう……」と思い立ち、キッチンへ直行。中火のフライパンで片面5分ずつ焼いて焦げ目をつけてみました。
こんがりと焼いたことで表面がカリカリしていておこげが香ばしい!バターの香りが鼻をくすぐり、そのままのおにぎりとはまた違った風味になりました。
中のあんこも温まったことにより口溶けが良くなり、おこげのカリカリとご飯のモチモチ、あんこのなめらかな食感が同時に楽しめます。
私は焼いたバージョンの方が気に入りました。小さいものをいくつか作って、そのままと焼いたものを食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに、冷めるとバターが固まって口当たりが悪くなってしまうので、温かいうちに食べるのがおすすめです。