「イライラして家族に八つ当たりしてしまった」「イライラしてお菓子を食べ過ぎちゃった」というように、イライラによる行動で後悔する人は少なくありません。どうすればイライラしなくて済むのでしょうか。今回はイライラの原因と、イライラしない人の特徴を解説します。
イライラの原因は「思い通りにならない状況」
イライラの原因は思い通りにならない状況です。特にイライラする状況を3つ見ていきましょう。
1)心や身体が思い通りに動かない
ケガや病気で自分の心身が思い通りに動かないと、私たちはイライラし始めます。
特にストレスによる心身の不調は、目に見えるダメージがない分、いつものように動けないことが納得できず、イライラが募りやすくなります。
2)理想の人生が得られていない
「理想の人生」を歩めていないという感覚も、イライラの原因となります。
理想の人生が得られない背景には、
・他者の理想に何となく合わせている
・漠然と「幸せになりたい」と思うが、具体的なイメージはない
・理想が高すぎて何から始めればいいかわからない
といった状態だからかもしれません。
さらにSNSを見ると、周囲の人たちは思い通りのキラキラした人生を送っているように見えます。それが一層イライラや焦りを募らせます。
3)「今の自分」以外をコントロールしようとする
私たちがコントロールできるのは「今」や「自分」だけです。
それなのに、
・「過去」の出来事を変えようとする
・誰にもわからない「未来」にこだわる
・「他人」を思い通りにしようとする
など、どうにもできないことをコントロールしようとしてうまくいかず、イライラしてしまいます。
イライラしない人の4つの特徴
ここからは、イライラしない人の特徴を4つ見ていきましょう。
1)「今の自分」をしっかりメンテナンスする
私たちが最も自由にコントロールできるはずの「今の自分」も、日頃から雑に扱っていると不調が起こり、いざというときに思い通りに動かせなくなります。
イライラしない人は、「今の自分」をつくる「心身」「生活環境」「人間関係」のメンテナンスを怠りません。
■心身の調子を整える
・ヨガやストレッチでリラックスする
・整体で身体の歪みを緩和する
・病院で必要な治療を受ける
■生活環境を整える
・気候や好みに合った衣類を着る
・栄養バランスの良い食事を摂る
・適度に清潔な住居で過ごす
■人間関係を整える
・「今の自分」の負担になる人と距離を取る
・大切な人に思える人を尊重する
これらが整っていると、「今の自分」をコントロールしやすくなり、イライラが軽減します。