2)「理想の人生」に必要なものがわかっている
イライラしない人は、自分の「理想の人生」に必要な3つの要素を理解しています。
1)「理想の人生」の具体的イメージ
理想の人生を具体的にするために、次のような質問を自分に投げ掛けてみましょう。
・自分のお葬式で、参列者からどんな風に話されていたいですか
・宝くじで1億円当たったら何に、誰と、どんな風に使いたいですか
・自分が尊敬する人のどんなところに憧れていますか
2)「理想の人生」に必要なもの
理想の人生が具体的になったら、実現に向けて必要なものをピックアップします。
例えば、
・健康
・時間
・お金
・スキル
・人脈
…などが挙げられるかもしれません。
3)必要なものを得るために「今」できる行動
「理想の人生」に必要なものを得るために、今できる行動を検討します。
例えば、「健康」を得るために「毎日15キロのランニング」は、今すぐやるのは難しそうです。しかし、「その場でスクワット10回」や「ジムへの申し込み」なら、今できるかもしれません。
少しでも、理想の人生に向かって自分をコントロールできる実感が得られれば、他者と自分を比較してイライラすることも減ります。
3)自分と他者を意識的に分ける
イライラしない人は、意識的に「自分」と「他者」を分けています。
例えば、他者の行動や感情を「自分が何とかすべき」とは捉えません。ずっと不機嫌で舌打ちしている人がいても、機嫌をとることはありません。赤ちゃんや小さな子どもならまだしも、大人である以上、その人の行動や感情はその人自身が何とかすべきだと考えるからです。
他者の行動や感情の責任を背負い込まないことで負担が減りますし、機嫌を取ってほしい人は近づいてこなくなります。その結果、イライラすることが減ります。