今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
必要な空想
今週のみずがめ座は、特別な相手には特別な時間の使い方をしていこうとするような星回り。
『頬杖の風邪かしら淋しいだけかしら』(池田澄子)という句のごとし。
作者はさっさと結論を問いただす代わりに、言葉にされない相手の内実をあれこれ想像することを積極的に楽しんでいるのであり、こういう時間を持てることが長期にわたって円満な関係性を保ってこれた秘訣なのかも知れません。
あなたもまた、効率性や支配欲から大きく外れた関わり方を意識的にはさんでいきたいところです。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
「ふと」と「やっぱり」のはざま
今週のうお座は、密かな葛藤や、既存の現実への違和感が無視できないほどに強まっていきやすい星回り。
「ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。とても微かに。そしてその音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。」(『遠い太鼓』村上春樹)
ここに書かれた「太鼓の音」をただのノイズととって受け流してしまうか、これまでとは決定的に異なるの秩序への密かな共感なのだと気付くかは個人差と言うしかありませんが、村上の場合は、たまたま後者だったということなのではないでしょうか。
あなたにとって、今回の満月は自分が心の底で何に共感しているのかが、改めて浮き彫りになっていくはず。そんなときは、いったん立ち止まってよく耳を澄ませみるといいでしょう。
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