こんにちは、ヨムーノライターの内山愛理です。
マネー系編集者として10年以上、1,000人を超える「お金が貯まる人・貯まらない人」を取材してきました。
こんにちは、ヨムーノライターの内山愛理です。
マネー系編集者として10年以上、1,000人を超える「お金が貯まる人・貯まらない人」を取材してきました。
「貯蓄・給料」と「口ぐせ」の意外な関係とは
昨今、共働き夫婦がかなり増えていますが、家計が楽になるかどうかは、夫の稼ぎがやはり大きな鍵になるといっても過言ではありません。
そして、夫の稼ぎには……妻の影響が実は大きいと感じます。実際、貯めている人たちは夫を立てるのが上手。「給料が高い会社に転職できた」「昇進した」などいい話を多く聞きます。
逆に貯まらない人たちは、お金がないことを夫のせいにしがち。辛辣な言葉を口にする人も多数……。
今回は、貯まらない人たちに良くある「妻の口ぐせ」にスポットを当ててみました。
思い当ったら……夫の給料が増えないのは、そのせいかもしれませんよ!
【ワースト1位】「あなたの給料が低いから」
これ、絶対に言ってはいけない一言です。様々な心理学や自己啓発の本にも書いてありますが、なにより男性のプライドを、深く深く傷つけます。
なのに、貯まらない人の話を聞くと、「夫をお金のことでなじってしまう」という人が非常に多い!ギリギリ余裕の無い生活で、ついイライラして出てしまうのかもしれません。
でも、貯まる人たちは、給料が少なくても、お金に困る時期でも、夫をお金のことでなじることは意識してしないようにしていたという人がほとんどです。
「いつも稼いできてくれてありがとう」「稼いでくれたお金、大切に使うね」と感謝とプラス思考の言葉を伝えています。
給料が低いとなじられるより、感謝されるほうが、いい結果を招くのは当然のことなのかもしれません。
【ワースト2位】「だからあなたはダメなのよ」
夫が弱音を吐いたとき、失敗したとき、つい追い打ちをかけて否定してはいませんか?
中には、それで発奮する人もいるかもしれません。でも、人格を否定されたと感じて、やる気を失ってしまうことがほとんどではないでしょうか。
貯まらない人たちは、取材中も(きっと無意識に)夫をけなすような話し方をします。一方、貯まる人たちは、夫を肯定し、盛り立て、応援するというスタンスの人ばかりです。
否定される毎日を過ごす夫たちが、給料がアップするような仕事ぶりであるとは到底考えにくいのです。
【ワースト3位】「今日ね、隣の人がね、ちょっと聞いて」
夫が帰ってきたとたん、自分のことばかりマシンガントークをしていませんか?
特にハードな育児をしながらの家事、大変です。ましてや、乳幼児と一日中一緒にいたら、大人と話したくなるのは当然です。
ただ、夫のことも考えてみてください。
夫だって、上司の指示や叱責を一身に受け、部下からの相談や報告をひたすら聞いて、取引先には頭を下げて……疲れて帰ってきています。安らぐはずの家でも、帰るなりすごい剣幕でまくしたてられたら、つい返事がおざなりになってしまう気持ち、わかるのではないでしょうか。
貯めている人たちは、「夫の話を聞く」ことを大切にしています。夫もその日一日働いて、いいことも嫌なこともあったはず。それをまずは聞いてあげてみてはいかがでしょう。
夫の話を聞いて心を軽くしてあげれば、きっと妻の話も聞く気になってくれるはず。その円滑なコミュニケーションが、安定して仕事をする礎になってくれるはずです。
【ワースト4位】「お金ないし」「うち貧乏だから」
貯まらない人は、本当にこの言葉をよく使います。でも、貯まる人(特に1,000万円貯めた人たち!)は、「どんなにお金がない時でも、『お金がない』とは言わないようにしていた」と多くの人が言っていました。
言葉には口にするとその通りになる力を持つ“言霊”というものがあると言います。
科学的根拠はありませんが、取材してきた経験上、「お金がない」「貧乏」というマイナスのワードを口にするのが貯まらない人、口にしないのが貯まる人であり、だとすると、言霊は存在するようにも思えます。
また、元・貯まらない家庭のご主人は、「お金ないとか貧乏とか言われると、遠回しに自分の稼ぎが低いと言われているみたいな気がした」と言っていました。
「お金がないからしょうがない」「貧乏だからあきらめよう」……マイナスワードを口にすることで、もしかしたら、その現状を受け入れる言い訳になっているのかもしれません。
でも、「(お金は今はないけど……)頑張って貯めよう!」「(貧乏かもしれないけど……)稼げるように努力しよう!」と前向きな言葉を口にするほうが、素敵だと思いませんか?