こんなに旨いなんて…まさに反則級!
大皿に移すと大迫力で、香りは豚の角煮そのもの。お肉を掴んだ菜箸から、そのぷるぷるさが手に伝わってきます。
お肉がキュッと縮み、厚揚げを捕らえて離さず、一体化しているよう。かつて、それらが別々だったことを疑うくらいです。
口に入れるとジュワッと汁が出てきて、短時間の煮込みなのに味がしっかりと染みています。短時間でこの旨さ、まさに超反則級です。
中の厚揚げはプルッ&モチッ食感で、至福のひと時。厚揚げのおかげで、ややヘルシーに感じますが豚バラの脂の旨味もきちんと感じられます。
千切り生姜は、シャキシャキ食感と爽やかな風味で食欲を盛り上げる立役者。
あっさりしすぎず、こってりしすぎずで、大人になって消極的になった胃袋にちょうどいいんです。一緒に食べた夫も「たくさん食べられていいね」と絶賛していました。
豚の角煮だと少しくどくて何個も食べられませんが、これはパクパク食べられます。
とはいえ、甘く味付けされた醤油ベースのタレは、子どもから大人までみんなが大好きな味わい。子どもはご飯と一緒に、大人はおつまみにしてもよいでしょう。
辛子をつけて
辛子(分量外)をつけると、甘口だった味がピリッと引き締まります。
深みのある豚バラ肉の味わいがより引き立てられ、ずっと食べ続ける無限サイクルに陥りました……。
これからはコッチのレシピで
さすが数々のバズレシピを生み出している料理研究家・リュウジさんの角煮でした。大量に作って常備したいくらいです。我が物顔で食卓に出せば、家族みんな驚くはず。
豚バラのブロック肉は価格もカロリーも高いイメージですが、厚揚げを使えばお財布にも優しく、カロリーも抑えられることでしょう。
ぜひ作ってみてくださいね。