梅雨の季節になり、「下半身のだるさ」が気になっている人いませんか? じめじめとした不快な季節を快適に過ごすための「 むくみ解消チェアヨガ」を紹介します。
梅雨はむくみやすい季節
気温が高くなると同時に、湿度の影響も大きくなる季節です。
素足でサンダルを履く日が多くなり、 ご飯は冷たくさっぱりとしたものばかり。夜は湯船につからず簡単にシャワーで済ませる…。そんな日が続くと、下半身は徐々にだるくなって巡りが悪くなってきます。さらに悪影響のひとつとして「むくみ」もあります。
むくみの原因には、睡眠不足や塩分の摂りすぎ、飲酒なども関係してきますが、その中でも特にこの時期に知っておきたいむくみの原因がこちらです。
むくみの原因1:生理周期などによる女性ホルモンの影響
プロゲステロン(身体に無理をさせないようにするホルモン)が生理前には優位になり、その特徴として、身体に水分を溜め込みやすくなっています。生理周期を確認すると、自分の身体がその周期に備えて準備していることがわかるでしょう。
むくみの原因2:下半身の血流が悪くなるため
長時間同じ姿勢で冷房など涼しい環境にいると、主に下半身の血流が悪くなります。素足にサンダルも、外にいるうちは涼しくても、電車やエアコンの聞いた屋内に入ると次第に足先から冷えてしまいます。そんな時はお風呂に入って冷えた足元を温めたり、ストレッチで筋肉を柔らかくするのが理想ですが、特にケアせずシャワーなどで済ませてしまうと、知らず知らずのうちにむくみとして身体に蓄積され、だるさに繋がってしまう可能性があります。
illust AC
むくみケアには「腓腹筋」を鍛えよう
日常の生活で同じ姿勢が続くと、筋肉を使う機会が減り、流れが悪くなることで、徐々に老廃物や不快感が蓄積されていきます。1日のうち短時間でもよいので、筋肉を使う時間を持ちましょう。なかでも、巡りを促してくれるポンプ機能も併せ持つふくらはぎの筋肉、腓腹筋(ひふくきん)を意識的に使うことが重要です。
腓腹筋を鍛えると、水分を含む血液が心臓に戻され、その際に老廃物やリンパ液も一緒に押し出されます。
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腓腹筋を鍛えてむくみをとる椅子ストレッチ
運動が苦手な方にもおすすめの、椅子を使ったストレッチを紹介します。日常に行うことで、ふくらはぎの筋力がアップされむくみにくい身体に変わっていきます。
1、椅子の背もたれを手前側にして体の前に置き、動かないかどうか安定を確認します。
2、両手を肩幅に広げて椅子の背もたれを持ち、脚幅を骨盤幅に開き、胸を広げて呼吸をしましょう。
photo by Naoko Iwasaki
3、息を吸って吐きながら、脚を後ろに引きます。呼吸を続けながらお尻を後ろに引き、上半身が床と平行になるまで倒して背中を気持ちよく伸ばしましょう。徐々に太ももの裏にストレッチがかかるのを感じながら、無理なく行っていきます。
photo by Naoko Iwasaki
4、呼吸に合わせて、そのまま足踏みをしましょう。つま先は付けたまま、息を吸ったときに片脚の膝を緩め、吐きながらゆっくりかかとを下ろします。5呼吸程度繰り返しましょう。
photo by Naoko Iwasaki
5、息を吸いながら、ゆっくり椅子に近づき、身体を起こしていきます。
詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。
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からだの巡り🧘と睡眠💤の専門家|いわさきなおこ(@naoko__iwasaki)がシェアした投稿