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もともとはドライフラワーのリースなどをつくっていましたが、リースをケーキに見立てた“リースのケーキ屋さん”を始めたのは2023年の冬でした。コンセプトは「食べられない癒しのスイーツ」。ケーキのようにおいしそうで、リースとして美しく見えるように、常に質感や色の統一感を心がけています。
また、本物のケーキとかけ離れすぎないように、ケーキのレシピ本を見てイメージを膨らませることもあります。材料やデコレーションの仕方を調べたり、あえてフェイクフルーツを使わずに、実や花で表現しています。
シナモンの香りがほんのり漂う、クリスマスリース。「シナモンのクリスマスタルトリース」
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お花は、ドライフラワーを仕入れるだけでなく、自ら生花をドライフラワーにしたり、種から育てたりしています。うまく育たなかったり、ドライにする際に失敗することもあります。しかし、完成したドライフラワーだけを見ては分からなかった特徴に気がついたり、より大切に花を扱う意識に繋がっています。
新作は、もふもふテディベアのクリスマスリース
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クリスマスに向けてどんな作品をつくろうかと考えているときに、今年のクリスマスのトレンドのひとつにテディベアがあることを知り、新作のテーマに決めました。冬によく出回る、コットンフラワーを使うことができればかわいく仕上がるかも!と、制作をしてみることにしました。
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まずは、ケーキのイメージを膨らませました。わたし自身、ケーキ屋さんでアルバイトをしていた経験はあるものの、お菓子づくりは得意ではありせんでした。しかし、甘い物を食べることと、本を読むことは好きなので、そこから得た知識を活かし、どんなケーキのリースならお客さまに喜んでいだけるのかを考えました。
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また、考えているだけではまとまらないので、実際にケーキの絵を描き、ペンで色を付け、それに合うお花を探しました。茶色のコットンフラワーを耳や土台部分に使っているので、マロン味のケーキをイメージ。ケーキの中味も具体的に決めて、イメージを固めていきます。
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ケーキの周りにはコルクを使い、やわらかい色合いのケーキにしました。周りにビスキュイというスポンジ生地を並べ、横から見ても楽しめるケーキのリースにしています。
また、今回のクリスマスリースはお子さまがいるご家庭のクリスマスをイメージし、赤や緑を使ったりかわいらしいクッキーを配置し、ポップなイメージで制作しました。
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金色のリボンを付けたクッキーは、お花をアレンジするときに使われる吸水スポンジを使用しています。力加減が難しく、力を入れすぎると潰れてしまうこともありました。より丁寧な作品づくりを心がけました。
また、ディベアにはあえて目は付けず、ふわふわの輪郭のみで仕上げています。お客さま1人1人が自分の好きなテディベアを想像して、愛でてもらえるように意識しました。
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ラッピングは、リースの箱を開ける際のワクワクを感じていただきたく、ケーキの箱を使ってお送りしています。食品対応しているケーキの箱を使っているので、より一層、本物のケーキが届いたような感覚を味わっていただけます。
最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。