今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
アナキストの本懐
今週のみずがめ座は、「くらがえする」ことへの躊躇をできるだけなくしていこうとするような星回り。
東京オリンピック前の1950年代終わりに発表されたデビュー作の『楢山節考』以来、深沢七郎という作家の作品は日本の大衆文化の規格や制度的な枠に呑み込まれることなく、「日本国」というリアリティを平然と越えていった数少ない日本語文学の一つでしたが、そうなりえた要因のひとつは、恐らく深沢が“お上”を信じるという体質をまったく持ち合わせていなかったからでしょう。
深沢は商人の家に生まれたこともあって、中学を卒業すると丁稚奉公に出されたそうですが、いとこの影響もあって、何回も奉公先をくらがえしたのだそうです。
あなたもまた、お上の滑稽な妄想や我儘に付き合う代わりに、ひょいと自分なりの「くらがえ」にいそしんでみるといいかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
創造的な迷い
今週のうお座は、あざやかに新旧を織り交ぜていく手つきに神経を使っていこうとするような星回り。
『パプリカの赤を包丁始かな』(西山ゆりこ)という句のごとし。
「包丁始(ほうちょうはじめ)」という古風な季語と、赤パプリカがよく映えるようなどこかポップな生活感とが、なにかの拍子に鉢合わせて互いに面食らっているような想像が働いて、どこか妙な気分になってきます。
あなたもまた、できるだけ思いきった実験を生活に持ち込んでみるといいでしょう。
isuta恋愛占い(毎月1日、15日朝10時更新)
isuta週間占い(毎週日曜日夜22時更新)
isutaの運勢グラフ(毎月1日朝8時更新)
2025年上半期の運勢をタップしてチェック✓