今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
まだ生きているつもりなら
今週のみずがめ座のテーマは、まっすぐにまなざしを向けてありのままの事実を受け入れていこうとするような星回り。
『晴ればれと亡きひとはいま辛夷の芽』（友岡子郷）という句のごとし。
自然が季節ごとにたえず新陳代謝を繰り返していくほどには、人間はうまく自分の気持ちを整理したり、頭の中を切り替えたりはできないものですが、それでも作者は新たに到来せしものとの交錯という形で、自分のもとから去りゆきしものとの距離と不在とをやっと受け入れられたのだとも言えるかも知れません。
あなたもまた、おのずと自身に新陳代謝を促していくような流れに身を置いていきやすいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
余暇の質を深める
今週のうお座は、できる限り自分の生活を儀式的なルーティンに近づけていこうとするような星回り。
1977年に発表された詩「後朝の別れ」の中で、イギリスの詩人フィリップ・ラーキンは「一日働いて、夜にほろ酔い」という詩行を書きしるした。
彼は若いうちに執筆だけでは絶対に食べていけないと気付き、生涯のうちのほとんどを図書館司書として働き、「書くのは空き時間にすることだ」と心に決めていたようです。もちろん、執筆だけで食べていけたらと夢想したことは何度もあったそうですが、ラーキンは夕飯を食べて皿洗いをした後の二時間を執筆に集中するだけで十分だと考えていたのだとか。
あなたもまた、「毎日同じ生活を送るとしたら？」という問いを立てて自分なりの究極の理想形を追求してみるといいでしょう。
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